Indigo Agは、自然の力を有効利用し、農業従事者が持続可能な方法で地球上のすべての人たちに食料を提供できるようにすることを使命に掲げ、創業されました。彼らは、微生物を利用した革新的な方法から始めました。微生物は、プロバイオティクスが人間の腸を整えるように、植物を健康にします。創業以来、Indigo Agはビジネスを拡大し、農業のサプライチェーン全体をカバーするまでに至りました。2018年には穀物を対象としたマーケットプレイスを立ち上げます。穀物の販売方法を近代化させるECプラットフォームです。通常、穀物は異なる農場で収穫されたものを混ぜ合わせてサイロに入れられます。原産地や栽培方法などは一切考慮されません。そのため、農家には環境に配慮した高品質な作物を育てようという熱意が育ちません。一方、Indigo Agのマーケットプレイスでは、穀物は栽培方法に基づいて評価され、価格が決定します。品質は、タンパク質、水分、炭素含有量などで計られます。
2019年、Indigo Agは炭素プログラムを始めました。農家の人たちに、自分の土地に貯留した炭素分または回避できた二酸化炭素排出分を支払うという仕組みです。これは、悪天候や干ばつ、貿易戦争などの影響に苦しむことが多い農家側にとっても新たな収入源となります。
Indigo Agのネットワークに所属する農家たちは、このプログラムのために2,000万エーカーを越える土地の利用を提出し、クレジットの支払いを受けています。この金銭的なインセンティブは、再生型農業に関するIndigo Agの教育的なリソースと相まって、より高品質の作物生産や土壌の品質向上、土壌の炭素貯留の増加につながっています。
土壌を再生させるための同社の取り組みは、気候変動の主な原因とされる農業を、課題解決の有効な手段の一つに変えていくという同社の野心的な目標に向けた第一歩です。Shopifyの目標は、Shopifyによる購入がこの野心的なイニシアチブを後押しし、炭素貯留の認知度を向上させ、環境再生型農業を通じた炭素貯留への需要を高めることです。
ロケーション
マサチューセッツ州ボストン(米国)
設立
2014