アメリカンドリームを探して

Shopify パートナープログラム: 笑みを浮かべるKurt

Shopify パートナープログラムでは、フリーランサーやエージェンシーのビジネスの創業から拡大までをサポートします。Shopify パートナーであるEthercycleがどのようにビジネスを拡大させていったのかを見てみましょう。

ある朝、Kurt Elsterは出勤前にスニーカーを履こうとソファに腰かけました。しかし、いつもと違って、なぜか彼は立ち上がることができませんでした。

「泣き崩れてしまったんです」

まったく突然のことでした。シカゴ出身で楽天家の彼は、自動車部品を販売する地元のドロップシッパーで、これは自分の天職だと思っていました。車好きのKurtは、この仕事を愛しているはずでした。しかし実際には、9時から5時までの仕事は彼の魂をむしばんでいました。

そして、ついに彼の中で何かが壊れてしまったのです。

ビジネス
Ethercycle
専門分野
ストアの設定、ウェブデザイン、戦略、マーケティング
Shopify パートナー
2011年以降

すぐに悟りました。この仕事は辞めなければならない、自分は上司を持つべきではない、起業家にならなければならないと。

その日、Kurtはオフィスに出向き、辞表を出しました。なんの計画もなく、何の具体的なビジネスも思い描かず、ただ、自分自身に忠実であろうとする純粋な意志だけがありました。

「子供の頃、父がリストラされた後、再び仕事を見つけることができないのを見ていました」とKurtは語ります。「父は私に、『自分のために働けば、仕事を失うことはない。自分が自分のボスなんだからね』とよく言っていました」。

その言葉は心にこびりついていました。仕事を辞めて間もなく、KurtはEコマースのコンサルタント会社であるEthercycleを立ち上げるビジネスプランを立てました。この会社はその後、Shopify Plusパートナーとして大成功を収めるまでに成長しています。

しかし、2009年に起業した当時、成功への道すじはそれほど明確ではありませんでした。当初Ethercycleは、Kurtのサイクリングへの情熱を生かした、自転車ショップに特化したEコマースプラットフォームでした。1年後、15,000ドルというわずかな年収で暮らしつつ、彼は間違ったビジネスを始めてしまったことに気づきました。

「起業家が恐れるのは、ビジネスが失敗することです。しかし、違う見方をすれば、それは失敗ではありません」とKurtは言います。

資金が底をついたEthercycleは、地元企業向けの会社紹介ウェブサイトの開発を始めました。すると、ビジネスはあっという間に軌道に乗っていきました。みんなウェブサイトの制作を手伝ってくれる人を必要としていたのだと、Kurtは知りました。

新しい仕事量をこなすため、彼はパートナーであり開発者でもあるPaul Redaを雇いました。2人はすぐにジェネラリストとなり、ほとんどすべてのタイプのウェブサイトを手がけ、Shopifyを含むほぼすべてのEコマースプラットフォームを扱っていました。2人はすぐにShopifyの仕事に夢中になりました。

Shopify パートナープログラム: ソファーのうえに座るKurt Shopify パートナープログラム: 談笑するKurtとPaul
Shopify パートナープログラム: 会話を交わすKurtとPaul

当時Shopifyの仕事が好きだったのは、オープンソースではなかったからです。私たちはITビジネスではなく、ウェブデザインや戦略を手がけたかったので、Shopifyは好きな仕事をさせてくれました。

Ethercycleは2011年8月にShopify パートナープログラムに参加しました。驚いたのは、この決定が質の高いリードをもたらすようになったことです。突然、彼が一緒に仕事をしたいと思っていたタイプのクライアントたちが、彼のバーチャルドアをノックしてきました。

このときまで、Kurtはニッチな分野に落ち着くべきかどうか、Shopifyのプロジェクトだけに専念するか、悩んでいたと認めています。もっと広い範囲をカバーしたほうが安全だと思う人もいるでしょう。しかし、結果的には、その逆が正しかったのです。

「私のビジネスを成長させるうえで最も重要な出来事は、Shopify以外の仕事はすべて断ったことでした。これは驚異的なターニングポイントでしたね」と彼は言います。

KurtはShopifyに専念しました。彼のチームが得たものは、質の高いリードだけでなく、思いがけないコミュニティの感覚でした。

KurtとPaulがミートアップやオンラインで出会った他のShopify パートナーは、友人や親友になり始めていました。彼らは同じような興味を持ち、喜んで質問に答え、苦労を打ち明け合い、協力し合いました。

「私たちは皆、マーチャントをより良くするために肩を寄せ合って働いています。そしてそれは最終的に、すべての船を持ち上げる満ち潮となるのです」。

やがて、その満ち潮のためにEthercycleは受けきれないほどの仕事を抱えることとなり、Kurtはコミュニティに人材を求めました。今日、Ethercycleは各種プロジェクトやニッチなニーズのため、または仕事がオーバーフローしたときなど、Shopify パートナーエコシステムの他の代理店やフリーランサーに定期的に発注しています。

コミュニティの協働的な性質は、Kurtがチームをスリムに保ち諸経費を低く抑えると同時に、取り組みたいプロジェクトを選べるようにするうえで役立っています。要するに、彼は当初から望んでいたとおりのビジネスを構築し続けているのです。

Shopify パートナープログラムがなかったら、Ethercycleは今のように成長できていなかったでしょう。

家族に快適な生活を提供することができ、自称車好きの彼は、憧れの車、2016 Jaguar F-Type S (Shopifyのナンバープレート付き) さえ購入することができたのです。今日、Kurtは、彼が「典型的なアメリカ人起業家の夢」と呼ぶ人生を生きています。

「Shopifyは私に自由を与え、富を与え、安全を与えてくれました。最も大事なのは、私に影響力を与えてくれたことです。何千人もの人々を、私自身が常に望んでいたのと同じことを達成できるよう助けることができるようになったのです」。

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