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ベビー子どもブランド「MIKI HOUSE」を展開する三起商行株式会社は1971年の創業以来、ベビー・子ども向けのアパレル分野において、「子どものことを第一に考えたものづくり」に取り組んでいます。現在は子ども向けのアパレルにとどまらず、出版事業や子育て支援、スポーツ支援などへと活動の領域を広げています。

MIKI HOUSE | オウンドのブランド&ECサイトの運用で、顧客体験の更なる向上を目指す

ミキハウス本店 | MIKI HOUSE Flagship Store

以前のプラットフォーム

Custom

業界

Fashion and apparel

対象となるケース

Apps and integrations, Migration, Customization

ベビー子どもブランド「MIKI HOUSE」を展開する三起商行株式会社は 1971 年の創業以来、ベビー・子ども向けのアパレル分野において、「子どものことを第一に考えたものづくり」に取り組んでいます。現在は子ども向けのアパレルにとどまらず、出版事業や子育て支援、スポーツ支援などへと活動の領域を広げています。

2021 年 10 月に刷新した新しいオウンドのブランド&EC サイトの構築・運用で Shopify Plus を導入し、これまでの Shopify 利用を通じて、以下のような成果を実現しました。

・Shopify への移行で、高いスケーラビリティを持つ EC サイト構築を実現 ・ブランドサイトと EC サイトのドメイン統一でミキハウスブランドを強化 ・SNS と EC サイトの連携による新しい流入効果

豊富な Shopify アプリやデータを活用して CRM のさらなる高度化を目指す、三起商行株式会社(以下、ミキハウス)の執行役員マーケティング本部長の宮本 周氏にお話を伺いました。

コロナ禍で増大したアクセス量に耐えられる EC サイトを求めて

現在ミキハウスでは、国内の直営店が約 100 店舗、またパリ、ロンドン、シンガポール、北京、上海など、世界主要都市で約 100 店舗を展開しています。 2020 年春頃から、コロナ禍の影響で国内直営店が入店する百貨店が長期間休業になりました。先述したようにミキハウスが取り扱う商品の多くが、出産準備品をはじめ、新生児用品など、必需品であるため、同社の EC サイトへのアクセスが集中しました。おとなと違って子どもはどんどん成長するので、コロナ禍に関係なく、衣服の買い替え需要は常に発生します。当時フルスクラッチで開発したシステムで運用していた EC サイトはキャパシティの問題から、アクセスが一時的に大量に集中するとサーバーがダウンし、その対処に追われていました。

そのため EC サイトのリプレイスを考え始めましたが、同時に別ドメインで存在していたブランドサイトを統合して、一貫性のあるブランディングをしたいと考えるようになりました。

「世界的に有名なブランドは各サイトのドメインを統一してブランディングするというのが潮流となっています。そこで、世界ブランドを目指す我々としてもその流れにのりたいと考えたのです」(宮本氏)

一貫性のあるブランディング目指したMIKI HOUSE オンラインストア

一貫性のあるブランディング目指した MIKI HOUSE オンラインストア

2020 年夏頃に旧 EC サイトの刷新を決定し、新サイトのプラットフォームの選定についてはアドバイザリー企業の協力を得て進めました。スクラッチによる開発を行わないことを前提とし、大量のアクセスが集中するキャンペーン等を行ってもシステムがダウンしない、強固で安定したプラットフォームであることも必須条件でした。また将来、グローバルでの越境利用や CRM の高度化を見据えて拡張性が高いことも重要な要素とした結果、Shopify が最適であるという判断に至りました**「さまざまな要件をすべて満たすプラットフォームとしてアドバイザリー企業から提案されたのが Shopify であり、我々としてもすぐに『これだ!』と確信できました」(宮本氏)**

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当初目指していた効果にプラス α のメリットを実感

Shopify はスケーラビリティが非常に高く、安定性があることが魅力の一つです。これがプラットフォームの選定時に重視されたわけですが、Shopify 上で EC サイトを運営して以来、一度も EC サイトがダウンしたことはありません。また、当初目指していたブランドサイトと EC サイトのドメインを統一したことで、ミキハウスのブランディングが強化されたと感じています。

また、Shopify アプリの豊富さも魅力です。スクラッチ開発では追加の機能を増やすとコストも時間もかかってしまいますが、さまざまなニーズに対応する Shopify アプリがあり、必要な機能を柔軟に組み合わせることができます。

Shopify Plus を利用することで、EC サイトを 10 サイトまで増やせます。現在ミキハウスが運用しているのは 1 サイトですが、今後は海外展開を見据え、たとえばリージョンごとにフロントを変えたサイトにするという構想を持っています。

また、先日は「Shopify Connect」といったユーザーコミュニティのカンファレンスに参加しました。国内ユーザー企業と Shopify やコマース運営に関する情報交換をすることができて有益でした。「カンファレンスに参加する企業はどこも同じプラットフォームを使っていますから、共通言語で相互に情報共有ができました。今後もぜひ積極的に参加していきたいと思っています。合わせて Shopify Plus のサポートスタッフの方がとても親身になってアドバイスしてくれるのも有り難いです」(宮本氏)

2023年5月に開催されたShopify Connectに参加。他のマーチャントの情報交換を積極的に行う宮本氏。

2023 年 5 月に開催された Shopify Connect に参加。他のマーチャントの情報交換を積極的に行う宮本氏。

さらに、着実に顧客のリピーター化が進んでいることを実感していて、Facebook や Instagram といった SNS とシームレスに連携することで流入効果が高まっていることも感じます。それも、Shopify を利用することで得られる大きなメリットの 1 つだと思います。

1to1 マーケティングやグローバル展開にさらなる期待

ミキハウスでは、今後 Shopify を活用することで、Shopify と CRM の併用で LTV を最大化する 1to1 マーケティングの仕組みを作ること、そしてグローバル展開することを見据えています。

ミキハウスがメインで扱う商品はベビー・子ども服なので、新規顧客を獲得しても数年か、長くても 10 年ぐらいで卒業されます。しかし、ギフトのユーザー様であれば年齢問わず長期的に利用していただけると考えており、Shopify のデータを活用した 1to1 マーケティングが功を奏するのではと期待しています。

Shopify にはさまざまなデータが揃っており分析しやすいため、データを効果的に活用したり、ユーザー様の動向を把握することで顧客体験の向上へと繋げられると期待しています。

グローバル展開については、アジア太平洋領域でのビジネス基盤を築いていきたいと思います。さらに、パリやロンドンの現地法人では独自で Shopify をプラットフォームとして店舗と EC を連携させたサービスを展開していますが、同じプラットフォームで連携していくことでグローバルなブランディング、EC 戦略を進めていきたいと考えています。

さまざまな要件をすべて満たすプラットフォームとしてアドバイザリー企業から提案されたのがShopifyであり、我々としてもすぐに『これだ!』と確信できました

  • ミキハウス
  • 宮本 周 氏 — 執行役員マーケティング本部長
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