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ノートパソコンで小規模ビジネス向けローンの申し込みを行っている女性。

支払いを受ける:Shopifyアプリ請求サイクルの概要

Shopify Billing APIは、アプリ開発者がマーチャントに対してアプリの課金をおこなうために使用されます。利用可能な4つのAPIのうち少なくとも1つを使って、マーチャントはアプリの料金をShopifyに払い、Shopifyが回収した資金がアプリ開発者に送金されます。

今回の記事では、アプリサブスクリプションのサイクル(RecurringApplicationChargeおよびUsageChargeのリソースを使用)と、アプリ開発者が支払いを受ける方法を解説します。さっそく見ていきましょう。

Shopifyの請求ライフサイクル

一般的な請求ライフサイクルは7つのステージで構成されています。

1 アプリ開発者は請求をAPIに統合します。少なくとも、請求総額、内訳、マーチャントが課金を承認するためのリダイレクト先のreturn_urlを記載します。

2 請求をポストしたら、マーチャントはShopifyのページへ飛び、課金を承認または拒否します。

3 マーチャントが課金を承認すると、開発者はそれを有効化する必要があります。これにより、マーチャントの請求サイクルのあとであなたが支払いを受けられるようになります。マーチャントが拒否した場合、Shopify管理画面のアプリページにリダイレクトされます。

4 アプリのサブスクリプションの場合、Shopify30日ごとにマーチャントに請求をおこないます。アプリの金額は、料金明細に記載されます。これについてはあとで詳しく説明します。

5 マーチャントは未納分の支払いを請求されます。

6 Shopifyは請求を処理し、あなたの受け取り分の資金をパートナーアカウントに振り分けます。

7 資金は月に2回、PayPalによってあなたに支払われます。

以上が一般的な請求ライフサイクルです。次は、マーチャントが請求を受けた場合に実際に何が起こるのか確認していきましょう。またShopifyサブスクリプションとの関係も見ていきます。

Shopifyサブスクリプションの請求サイクル

アプリの請求サイクルを理解する前に、Shopifyサブスクリプションの請求サイクル(マーチャントの月額使用料など)を理解しておくことが大切です。Shopifyはマーチャントに対して、サブスクリプションの期日と同じタイミングでアプリの請求もおこないます(例外もあり、それについてはヘルプセンターで詳細をご確認ください)。

マーチャントには30日ごとにShopifyの請求が発生し、次の30日分を事前に支払うことになります。たとえば、マーチャントが45日に請求書を受け取ります。4月は30日なので、サイクルは54日が最終日です。55日に、マーチャントには次の63日までの請求(5月は31日なので)があり、6月のサイクルは64日からになります。

Shopifyサブスクリプションの請求サイクル

アプリの請求サイクル

それでは、このサブスクリプションのサイクルと連動するアプリの請求サイクルを確認していきましょう。

定期課金

前掲の図をもとに見ていきます。RecurringApplicationCharge(定期課金)またはUsageCharge(従量課金)のリソースによってマーチャントに課金をおこなうアプリは独立した30日請求サイクルとなりますが、Shopifyサブスクリプションと一緒に請求されます。

下記の例でいうと、マーチャントは420日に課金を承認し、これは即時有効化されます。この課金分はサブスクリプションの請求書と一緒になるので、55日にShopifyのサブスクリプションとアプリの請求が同時におこなわれます。つまり、直近15日分の使用料と次の15日分の使用料を支払うことになります。64日に、また同じようにサブスクリプションとアプリの請求が同時に発生します。

アプリとShopifyサブスクリプションの請求サイクルは一緒にまとめられます。

従量課金

従量課金は定期課金のサイクルと結びついているため、30日の請求サイクルが従量課金にも当てはまります。ただし、マーチャントはつねに従量課金分を次の請求に回すことが可能です。

下記の例では、アプリ開発者が426日に従量課金をポストしています。この分は55日の請求書に表示されます。開発者が別の従量課金を515日にポストすると、これは63日期日の請求書にのります。この両方の従量課金は同じ定期課金の請求サイクル内にありますが、それぞれ異なる請求書に分かれるのです。

同じ定期課金サイクルに属している場合でも、従量課金は2つの異なる請求にのります。
   

ここで注意すべきは、上限額はアプリのサブスクリプションサイクルにおいてマーチャントに請求できる合計額になる、ということです。この例では、アプリのサブスクリプションサイクルは420日~520日です。上限のアップデートなど、従量課金についてのより詳しい情報は、開発ドキュメントでご確認いただけます。

パートナーの支払いサイクル

マーチャントがShopifyからの請求に支払いを済ませると、アプリ開発者であるあなたにもまもなくお金が入ります。Shopifyは月に2回の支払いをおこなっています。月初から15日までと、16日から月末までの2回に締めの作業があり、そこから5営業日ほどで支払いとなります。ですので、たとえばマーチャントが5日付けで請求を処理すると、あなたは当月の20日頃に支払い分を受け取ることになります。

パートナーの支払いサイクル

アップグレード、ダウングレード、オーバーラップの請求サイクル

2018年の秋に、請求サイクルのオーバーラップを防ぐアップデートをおこないました。以前までは、マーチャントがアプリの有料プランを利用していながら、同じ請求サイクル内でアプリをアンインストール/再インストールした場合に、請求のオーバーラップが生じることがありました。現在は、マーチャントが直前の請求サイクルの期限前にアプリを再インストールすると、前回請求と同じサイクルを新しい請求サイクルが引き継ぎます。この変更の詳細はこちらでご確認いただけます。

この変更は、マーチャントがアプリの増額アップグレードや減額ダウングレードをおこなう際にも当てはまります。前者の場合、Shopifyは課金総額を同じ請求サイクルに均等割します。後者の場合、請求サイクルを維持した状態で、均等割したアプリケーションクレジットをShopifyが発行します。

請求の仕組みを理解する

アプリの請求サイクルを理解することは、成功するアプリビジネスのために重要です。請求サイクルに関する変更が、あなたとユーザーにとってできる限りシンプルでわかりやすいものになっていることを願います。みなさんのビジネス成長を支援し、より楽に管理できるように、今後もさまざまなアップデートをおこなっていきますのでご期待ください。

原文:Nick Chen 翻訳:深津望

 

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