Shopifyストアに商品を登録するなら、CSVファイルを使った一括アップロードが便利です。
今回はCSVファイルを使って、Shopifyに商品情報を入力していく方法をご紹介します。
CSVファイルとは
CSVとは日本語で「カンマ区切り」と呼ばれています。つまり、CSVファイルとは文字列をカンマ「,(カンマ)」で区切ったファイルのことです。
Shopifyでは、主に商品・顧客情報の出入力の際に使われます。
CSVファイルをShopifyが指定した項目に合わせて作成するだけで、他サイトに掲載していた商品情報などを簡単にご自身のストアに取り込むことが可能です!
CSVについて さらに詳しく読む
CSVファイルを使ってShopifyストアに商品をアップロードする方法
1.サンプルCSVファイルをダウンロードする
CSVファイルのサンプルをストアの管理画面、またはこちらからダウンロードします
CSVファイルをShopifyストアに読み込む際に最も重要なことは、ファイル内の項目をShopifyが指定する形式に合うように編集することです。(記事の最後にストアで使用するCSVファイルの項目リストを掲載してます。)
2.ファイルをインポートし、編集する
テンプレートファイルを、Googleスプレッドシートにインポートし、編集します。スプレッドシートを開いたら、ファイル > インポート > アップロードを選択し、ファイルを選択します。
※商品情報の入ったCSVファイルを作成するときに、Excelなども利用できますが、ShopifyではGoogle スプレッドシートをお使いいただくことを推奨しております。
3.ファイルをダウンロードする
Google スプレッドシート上でCSVファイルが完成したら、ファイル > 形式を指定してダウンロード > カンマ区切り値(.csv 現在のシート)を選択してダウンロードします。
4.ファイルをShopifyストアにインポートする
Shopifyに戻ります。管理画面から商品管理を選択。続けて上部の「インポート」をクリックし、先程ダウンロードしたファイルを選択します。チェックを入れると、同じ商品が上書きされて取り込まれます。
5.データをアップロードする
続けてプレビューが表示されます。「商品をインポートする」をクリックして、ファイルを読み込みましょう。
ストアの商品管理から追加された商品をご確認ください!
CSVファイルをアップロードするときにエラーが発生したら?
必須項目が入力されていない場合や、無効な文字列が含まれている場合など、ファイルに不備がある場合はエラーが発生し、CSVファイルをアップロードすることができません。
焦らずに、エラーメッセージに表示されている項目を確認しましょう。この際、CSVファイルを再びGoogleスプレッドシートにインポートして編集し、CSVファイルとしてダウンロードしてから再びストアにアップロードします。
一般的なエラーメッセージとその対処法は、こちらのヘルプページをご覧ください。
CSVファイルの各項目一覧
Shopifyで使用されるCSVファイルの各項目とその説明です。使用しない項目は必須項目でなければ空欄のままにして大丈夫です。
Handle | 商品のURLに表示される名前です。例えば「赤いシャツ」という名前の商品があったら、ハンドル名は「https://yourstore.myshopify.com/product/red-shirt」といったように「red-shirt」の部分をハンドルと呼びます。 |
Title | 商品名です。 |
Body(HTML) | HTML形式で書かれた商品詳細を入力してください。 |
Product Category | Shopifyの標準商品分類のフルカテゴリーのパンくずを使用します。 |
Vendor | Shopifyアカウントを作成したときに入力したストアの名前。これは、Shopifyにログインするときに使用するストアの名前と同じになります。 |
Type | 商品のタイプです。 |
Tags | 商品にタグ付けするために使用されるタグをカンマで区切ったリストです。 |
Published | 商品が公開されているか否かを入力します。「TRUE」を入力すると商品が公開され、「FALSE」を入力すると非公開となります。空欄にすると、デフォルトで公開になります。 |
Option 1 Name | 商品に色やサイズなどのバリエーションがあるときに使用します。一つずつ項目を入力してください。ここでは、「色」といったバリエーション名を入れましょう。もし、商品バリエーションがない場合は、「Title」と入力してください。 |
Option 1 Value | バリエーションの内容を入力します。「Option 1 Name」で「色」と入力したので、ここでは「赤」と入力します。商品にバリエーションがない場合は、「Default Title」と入れてください。 |
Option 2 Name | 商品に別のバリエーションがあったら名前を入力します。例えば、「サイズ」などです。 |
Option 2 Value | 「Option 2 Name」で使用した内容の種類を入れます。ここでは、例えば「S」などが当てはまります。 |
Variant SKU | 商品またはバリエーションのSKUを入力します。もし、外部のフルフィルメントサービスを使用していたら、空欄にすることはできません。 |
Variant Grams | 商品の重量(グラム)です。単位は入力せずに数字だけを記入してください。 |
Variant Inventory Tracker | 在庫を追跡する会社を入力します。在庫ポリシーで「Shopifyが在庫を追跡する」を選択している方は、「shopify」と入力してください。在庫を追跡しない場合、値は空白です。 |
Variant Inventory Qty | バリエーションの在庫の数を入力します。 |
Variant Inventory Policy | 在庫が0になったときの扱いを決めます。「deny」を入力すると、在庫が0になったら購入できなくなります。「continue」を入力すると、在庫が0になってもお客様は商品を購入することができます。 |
Variant Fulfillment Service | 商品のフルフィルメントサービスを入力します。手動の場合は「manual」と入力してください。もし、独自のフルフィルメントサービスをお使いの場合は、スペースの代わりにダッシュ「-」を、ピリオドなどの記号は取り除いて、ローマ字で入力してください。 |
Variant Price | 実際に販売をする商品価格です。通貨の記号は取り除き、数字のみを入力してください。(例:元が1,500円の商品を1,000円で販売したい場合、1,000円がここで言うVariant Priceです。) |
Variant Compare at Price | 商品またはバリエーションの「割引前価格」。割引を表示させたい場合に使用してください。 (例:元が1,500円の商品を1,000円で販売したい場合、1,500円がここで言うVariant Compare at Priceです。) |
Variant Requires Shipping | 配送が必要な商品か否かを決めます。必要の場合は「TRUE」を、必要でない場合は「FALSE」を入力してください。「FALSE」は空欄となります。値が設定されていない場合、デフォルトの値はtrue です。
|
Variant Taxable | 商品価格に税を適用させるかを決めます。させる場合は「TRUE」を、させない場合は「FALSE」を入力してください。「FALSE」は空欄となります。 |
Variant Barcode | 商品のバーコードです。 |
Image Src | 商品画像のURLを入力してください。こちらはバリエーションの画像ではありません。バリエーションの画像は下記「Variant Image」に入れてください。 |
Image Position | 商品画像が商品ページで何番目に表示されるかを決めます。「1」を入力すると、商品画像が最初に表示されます。 |
Image Alt Text | 画像のalt属性です。こちらに入力した文が、画像をテキストで表すときに使用されます。 |
Gift Card | 商品がギフトカードの場合は「TRUE」を、そうでない場合には「FALSE」を入力してください。 |
SEO Title |
SEOタイトルは、「ページタイトル」フィールドにある 「検索結果のプレビュー」 ヘッダーの商品詳細ページにあります。空白のままにすると、「Title」 列の値が入力されます。 |
SEO Description | SEOディスクリプションは、「説明」 にある 「検索結果のプレビュー」ヘッダーの商品の詳細ページにもあります。空白のままにすると、「Body (HTML)」 列の値が入力されます。 |
Variant Image | バリエーションの商品画像のURLを入力してください。 |
Variant Weight Unit | 重量の単位です。「g」「kg」「oz」または「lb」を入力してください。 |
※CSVファイルを使用して商品を更新する場合、必須となる列はHandleとTitleのみです。
続きを読む
- 【Shopifyの使い方】ネットショップ開設:基本設定編
- あなたのショップで売れる商品が見つかる! 自分で発送しなくてもOKな商品を探せる12のアプリ
- Shopify 公式ストア開設ガイドブック2022年版を公開!Shopifyでネットショップをはじめよう
- Shopifyと「楽天市場」の販売チャネル連携がスタート!
- ドロップシッピングのメリットや、初心者が気をつけるべきこととは?【欧米ECサイト運営の注目手法】
- Shopifyアプリとテーマの開発方法
- 【保存版】Shopifyで使える決済サービスをご紹介
- Messengerとストアを連携?商品販売の新しいカタチを試そう
- ネットショップに必要な「特定商取引法に基づく表記」とは?
よくある質問
CSVファイルとは?
CSVファイルという名前を初めて聞く方も多いかもしれません。CSVとは日本語で「カンマ区切り」と呼ばれています。つまり、CSVファイルとは文字列をカンマ「,(カンマ)」で区切ったファイルのことです。
CSVファイルはShopifyでどのように活用できますか?
プラットフォーム移行の際にCSVファイルを使うことで、データを一括インポートできます。
データのエクスポートも可能ですか?
商品情報はCSVとしてエクスポートできます。商品管理画面で「エクスポート」をクリックしてください。
CSVファイルがうまく開きません。どうすれば良いですか?
Googleスプレッドシートに一度インポートして開いてみてください。