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ノートパソコンで小規模ビジネス向けローンの申し込みを行っている女性。

Shopifyエバンジェリストの対談:コミュニティの成長について

このインタビュー内容はブログとYoutubeの両方にコンテンツ公開させていただいております。

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 Shopifyの認知度を高める活動を行うShopifyエバンジェリスト。今回は共同開発やセミナー開催などでも協業されている3人のエバンジェリストの方に、活動内容や課題、導入にあたっての注意点などをお聞きしました。


Youtube動画「Shopifyエバンジェリストの対談:コミュニティの成長について」

はじめに、エバンジェリストとしてどのような活動をされているかを伺いました。

ブランディングエージェンシーとしてDtoCビジネスに着目し、成長を遂げている株式会社フラクタの代表取締役 河野貴伸さんは、Shopifyを正しく理解いただくことに重点を置いている、と話します。

Shopifyはカナダ発祥のサービスになるので、日本の文化と違うところを誤解がないように伝えています。何でもShopifyが最高だよというのではなく、どういう特徴があって、誰にどういった価値を届けるのかをお話しさせていただいています」(河野さん)

河野さんはセミナーやイベント、メディアを通して認知を広げる活動や、新しいビジネスのコラボレーションにも積極的です。

「ランサーズさんと一緒にウェビナーを開催して、フリーランスの方々にShopifyを活用いただくという普及活動もしています」(河野さん)

コマースメディア株式会社 代表取締役の井澤孝宏さんは、ECサイトの運用やコンサルティングのプロという視点から、コミュニティの充実を図っています。

Shopifyコミュニティフォーラムでいただいた質問にお答えするウェビナーを実施したり、SNSで情報公開したりといった活動をしています。よくご要望いただくのは事例の共有ですね。2017年からShopifyをいろいろな会社様に導入させていただいているので、そうした事例を共有させていただいています。とくにPayPal(ペイパル)さんやAmazon Pay(アマゾンペイ)さんなどの決済会社と行うセミナーが多いので、そうした場で公開しています」(井澤さん)

株式会社アパレルウエブ グローバルマーケティング部長の東幹也さんは、数々のアパレルブランドの越境ECを構築した経験から、ウェビナーなどを通じてShopifyの特徴や使い方を伝えています。

「マーク・ワングさん(Shopify Japan カントリー・マネージャー)もおっしゃっていましたが、Shopifyは小売りのOSとしても使えるので、Shopifyで新しいビジネスをどう作っていくのかを、SNSやウェビナーなどを通じてお話させていただく機会が増えています」(東さん)

 

Shopifyコミュニティの成長からパートナーの増加を実感 

エバンジェリストとして一番長く活動されている河野さんは、Shopifyコミュニティの成長を年々実感していると言います。

「当初は『ECサイトをどう作るか』という話が多かったのですが、最近はどうお店を発展させていったらいいのか、どう活用していくのかといったテーマがディスカッションされているなと感じています。フリーランスの方にも多く興味を持っていただき、みなさんがECだけでなくさまざまなビジネスの形をチャレンジされるシーンに変わってきているなと感じます」(河野さん)

プラットフォームの活用でサイト構築が容易になったからこそ、今後はECを「どう発展させていくか」が大きな課題となりそうです。

井澤さんはShopifyの認知のされ方が変わってきたと話します。

Shopify Japanができる前からいろいろなコミュニティに参加していたんですが、当初Shopifyは『越境プラットフォーム』という認知が圧倒的でした。セミナーに参加される方も外国人が多かったですね。でもここ1年くらいは裾野が広がって、フリーランスの方も増え、いろんなところでコミュニティが形成されているなと感じています」(井澤さん)

アパレル・ファッション業界でも、Shopifyが選ばれることが非常に増えたと東さんは言います。

「アパレル業界では、DtoCがフィーチャーされていますが、それに適したプラットフォームとしてShopifyが選ばれることが非常に増えました。新たなパートナー仲間が個人法人問わずどんどん加わったりもしています。地方からいろんな発信がされているのも良い傾向ですね。地方の小売店もShopifyを使うことで、これから非常にチャンスがあると思っています」(東さん)

首都圏以外でのShopifyの広がりは、河野さんも実感しているそうです。

「先日、東北でDtoC企業さんのアワードの審査に参加させていただいたのですが、Shopifyを使っている方がけっこういらっしゃる。これまでは東京発、東京中心が強かったですが、ここ12年で地方企業や地方の個人の方が活用されていると感じるようになりました」(河野さん)

Shopifyのパートナーの裾野が広がるなか、初めての方や個人の方がコミュニティを活用するには、「質問の仕方」を工夫することが大切だと河野さんは言います。

「『教えてください』だとなかなか教えづらい。『自分でこういうことを試してみたんだけど、これがうまくいかない。同じような問題にぶつかっている人はいますか?』といった投げかけが大事ですね。それから『Giveの精神』。自分も情報発信してノウハウやアイデアを伝えていきつつ、そのお返しに教えてもらう。そういうコミュニケーションを心がけるとコミュニティを活用できると思います」(河野さん)

コロナ禍で見えてきた、リアルの重要性

Youtube動画「Shopifyエバンジェリストの対談:コミュニティの成長について」

Shopifyの知名度が上がりコミュニティが活性化する一方で、課題も考えられます。河野さんはコロナ禍でリアルのイベントができない状況から、コミュニケーション不足を実感されていました。

Shopifyが非常に良いツールであるのは確かですが、期待値のほうもずいぶん高まっているなと感じます。だからこそ、もっとオープンに活用できるコミュニケーションが、Shopify側とパートナー、そして店舗同士でできると良いのかなと思います。憶測で語られてしまうことがけっこうあるので、その誤解を解いて、Shopifyの思想をより共有できるものが必要だなと。昨年はShopify Uniteがあったのでリアルで共有ができていましたが、今はできないので、その点はしばらくの課題かなと思っています」(河野さん)

「今ってShopifyが盛り上がって『なんでもできる』というニュアンスで捉えられていることが多いんですね。だから、日本市場を狙ったときに陥りやすいポイントや注意点を普及することが非常に重要かなと思っています」(井澤さん)

コロナ禍でもウェビナーなどの活動はできますが、やはり展示会などリアルなイベントに出展し、直接お客様とやり取りをすることも欠かせないのかもしれません。

「先日大阪のイベントに出展した際は、Shopifyさんからも手厚いサポートをいただいて、お客様へのアピールがしやすかったですね。コミュニティだと双方向のやり取りがまだ少ないので、質問の回答も含めてもっと増やしていきたいなと感じます」(東さん)

井澤さんは、ECに参入する事業者が増えたことによる人材不足という課題も指摘しました。

「コロナで今まで始めていなかった事業者様もEコマースに参入してきています。そのなかで我々が注意をしているのがEコマース人材です。実際に運営をする方々が現場で足りないんですね。いかに事業者様が抱えるお客様に迷惑のかからない運用にしていくか。たとえばサイトの構成も、機能過多にし過ぎて現場の方が触れないということにならないよう注意しています」(井澤さん)

コロナ禍は、ECと実店舗のあり方にも大きな変化をもたらしています。オフラインとオンラインが融合していくOMO(Online Merges with Offiline)の流れのなか、ECと実店舗をいかに両立させていくかも重要なキーワードです。

「やっぱりデジタル上で完結させることって難しいんだなと感じています。もちろん、リモートワークやテレビ会議で距離の問題はなくなりましたが、その一方でリアルにお店に行くとか、会ってコミュニケーションすることもすごく大事だと思いました。そこで今は、コロナ後の世界で店舗のあり方をShopifyとどのように形作っていくかという点に力を入れているところです」(河野さん)

東さんは、コロナ禍でリアル店舗の重要性は以前より高まっていると語りました。

「販売員さんとのコミュニケーションなど、実店舗での購入はECとは違った楽しみがあります。今はECと実店舗の両方を楽しまれる消費者の方が非常に多く、弊社の調査結果でも両方で購入される方の平均客単価は、どちらか一方で買われる方よりも2倍ほど高くなっています。両方でシームレスに買っていただける仕組みを整える必要があるのかなと考えます。先日、日本でも正式リリースされた Shopify POS を活用するなど、冒頭でもお話した小売のOS”として、どうShopifyを使っていくかを考えていきたいです」(東さん)

 

年末のセールに向けて、運用のスリム化や認知度アップを 

これから年末にかけてセールの時期になります。ブラックフライデー・サイバーマンデーに向けてどのような対策ができるかについて伺いました。

「対策として2つあります。1つはそうした流れに乗ってどうコミュニケーションを作っていくか。Shopifyのコミュニティを活かして、知り合いのパートナーや店舗さんと一緒にイベントをやるのもいいでしょう。ただ安売りするのではなく、ブランドを棄損しない形でのキャンペーンなどを考えてみることも重要です。一方で、そうしたセールに一切乗らないという手もあります。自分たちのブランドビジネスやお客様が望むこと、どういった価値を提供するのかを考えた上でロードマップを敷くのが必要だと思います」(河野さん)

多くの企業からEC運営も請け負う井澤さんの会社では、セールで受注量の大幅増が見込まれます。

「まさに私の一番の主戦場という時期です。とくに今年は、コロナ禍で新たに参入されたお客様もいらっしゃり、例年よりかなり増えることが予想されるので、いかに運用をスリム化していくかに取り組んでいる状況です。キャンペーンも複雑なものをやればパンクしてしまいますから。1つ必ず考えておくべきなのは物流面です。既存の物流網で対応できるのかという点を計算して今から準備しています」(井澤さん)

越境ECのお客様が多い東さんの会社も、ブラックフライデー等のセール需要が非常に大きくなります。東さんは告知の重要性を指摘しました。

「ブランドさんがどういうキャンペーンや企画をやっているのかを、メールマガジンやWEB広告、SNSなどで消費者の方に伝えることに、もっと力を使っていいんじゃないかと思っています」(東さん)

 

ECビジネスで重要なのはサイト制作だけでなく「商品をお客様に届ける」こと

コロナ禍を機にEC業界への参入が増え、はじめてShopifyを活用する方も増えています。そこで最後に、初心者の方へのメッセージをいただきました。

ECの世界は幅が広い上に深いんですね。デザインにこだわろうと思えばとことん突き詰められますが、それだけじゃない。運用も奥が深いし、カスタマーサポートもすごく大事ですし、全体の体験設計もちゃんとやらなきゃいけない。海外への販売も考える必要が出てくるでしょう。やることがとても多いんです。それらを楽にしてくれるのがShopifyという基盤であり、その上で全体を意識してバランスよくやっていくことがコツかなと思います」(河野さん)

「まずは運営してみることに尽きるかなと思います。初めてECをやられる方のほとんどがサイト制作にしか目がいっていない。でも、実際に大事なのは商品がお客様に届くまでなんです。『家に帰るまでが遠足』じゃないですけど。Shopifyはその部分も無料期間でできるので、ECを始められる方も、パートナーとしてお客様のご支援をされる方も、『まずやってみる』ことをお伝えしたいです」(井澤さん)

「私たちは制作会社として、お客様の要求を100%そのまま実現することではなく、さらにお客様に+αになる提案ができるようにならなければいけないと思っています。Shopifyはトライしやすいので知見を溜めやすいんですね。海外のコミュニティなども含めて情報も幅広くとれるので、どんどん経験と失敗を重ねて+αの情報を提供していくことが重要だと考えています」(東さん)

 

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