Shopify 開発者向けの月刊プロダクトニュースレターの今号では、アプリ開発にあたり知っておくべき重要な更新情報をご紹介しています。
目次
- Shopify Editionsが大幅にアップデート
- Hydrogen + Oxygen:Shopify仕様のヘッドレスコマース
- Checkout Extensibility:チェックアウト用のアプリはこちら
- Shopify Functions:Shopifyを拡張する新たな方法
- Built for Shopify:優れたコマースアプリの構築
- アプリ発見の新しいエクスペリエンス
- データ保護:将来を見越したアプリの構築を
- パートナータウンホール振り返り:今回は「Editons Edition」です
- まもなく登場:マーチャントによる管理画面での使用制限設定
- Shopify PlusとPOSの紹介を追跡
- Shopifyアプリの種類について
- Shop Payの分割払いが提供する後払いオプション
- Selling APIのアップデート:後払い購入オプション
- Shopifyストアのadminドメインが変更されます
Shopify Editionsが大幅にアップデート
6月22日にShopifyは、プロダクトアップデートをご案内するための新しい方法を導入しました。それがShopify Editionsです。すべての人により良いコマースを実現するためにShopifyが取り組んでいることが、Editionsを見ればわかります。
また、開発者のみなさんに向けて、Shopifyエコシステムの開発方法に影響をもたらす新機能のアップデートをフィーチャーしたEditions Dev Modeを特別にご用意しました。
Built for Shopify は、アプリの品質・デザイン・パフォーマンスに関する明確な一連の基準です。より良いアプリを構築してShopifyエコシステムで成功するために役立ちます。一方、Shopify Functions は、バックエンドのShopifyロジックを拡張してカスタムコードに置き換える革新的な方法です。どんな企業のビジネスニーズにも対応します。
Checkout Extensibility により、パートナーはPlusマーチャントのために、ShopifyチェックアウトとShop Payをクリエイティブにカスタマイズして公開アプリとカスタムアプリを構築できます。また、埋め込みアプリの改良によって、管理画面をフルスクリーンで使え、Shopify内のサブナビとしてアプリ独自のナビゲーションを挿入できるようになりました。
開発者エクスペリエンス の向上も実現し、よりシンプルな方法によってCLIでアプリのコードを書いて公開することができます。また、データ保護のアップデートで必要なデータにアクセスしやすくなります。さらに、バイヤーの行動に関して実用的なインサイトを得られるように Pixels と ShopifyQL が構築されました。
そして最後に、最速のヘッドレスストアフロントを構築してホスティングするためのフレームワーク、Hydrogen + Oxygenが開始となります。以下をさらに読み進めていただくか、Editions Dev Modeをご確認ください。
Hydrogen + Oxygen:Shopify仕様のヘッドレスコマース
ShopifyによるShopifyのためのReactベースのフレームワークを使い、高速でヘッドレスなストアフロントを構築しましょう。ビルド済みのコンポーネント、スターターテンプレート、ShopifyのAPIに直接マップするフックやユーティリティなど、Hydrogenは開発を加速させるために必要なツールを開発者に提供します。そして、ワンクリックでOxygenにデプロイ。Oxygenはグローバルなホスティングソリューションであり、世界中のお客さまにパフォーマンスの高いストアフロントを届けます。
Hydrogen + Oxygenについてもっと詳しく(英語)
Checkout Extensibility:チェックアウト用のアプリはこちら
世界初の完全カスタマイズ可能なワンクリックチェックアウト用に、動的アプリを構築しましょう。現在、開発者プレビュー中のチェックアウト拡張機能は、最高のコンバージョンチェックアウトであるShop Payとシームレスに連携し、安全で高速、アップグレード対応も万全なように設計されています。チェックアウトUIの拡張機能とShopify Functionsを活用して新しい機能を表示し、Checkout Branding API でスタイリングをカスタマイズ、そしてPixelでイベントを追跡できます。Plusマーチャント限定のカスタムアプリをデプロイするか、またはShopifyアプリストアでアプリを公開しましょう。
Checkout Extensibilityについて詳しく見る(英語)
Shopify Functions:Shopifyを拡張する新たな方法
Shopify Functionsは、Shopifyのサーバーサイドのビジネスロジックを拡張したり置き換えたりする柔軟性を提供し、マーチャント固有のビジネスニーズに対応できます。ただし、柔軟であることは始まりに過ぎず、Functionsは高速かつスケーラブルであることを目的に設計されています。Shopifyのインフラ上に構築されているFunctionsは、大規模なセールイベントの際にスケールアップされ、それでも5ms以内に実行されます。FunctionsはすべてのShopifyマーチャントが利用可能です。アプリまたは管理画面に直接組み込まれるため、マーチャントがコードをさわる必要は生じません。
Shopify Functionsについて詳しく見る(英語)
Built for Shopify:優れたコマースアプリの構築
優れたコマースアプリとはどんなものか、憶測ではなく、具体的なデザインと機能をご案内します。Built for Shopifyにはアプリ構築の新たな基準とアプリデザインのガイドラインが含まれ、明確なコンポーネントとビジュアルが付属します。Shopifyのこの新しい基準に合致したアプリは、コンバージョンがもっとも高い場所で特集されるようになります。アプリの認知が高まり、ビジネスオーナーは最高のコマースアプリにアクセスできるのです。
Built for Shopify について詳しく見る(英語)
アプリ発見の新しいエクスペリエンス
「Shopify Editions 22年夏」の一環として、マーチャントは新しいShopify管理画面にアクセスが可能です。そこにはShopifyがそれぞれのマーチャントごとにおすすめするアプリの個別セレクションが含まれます。
実績のある高品質のアプリのみが、おすすめアプリとして表示されます。マーチャント向けの最高品質アプリを構築する一助として、いくつかの基準を公開しています。
データ保護:将来を見越したアプリの構築を
プライバシーはコマースの未来です。そこで、アプリが古くならないように、必要なデータに安全にアクセスするための変更を導入しました。2022-10のリリースにおいて、APIはデフォルトでお客さまの個人データを編集し、アプリのライフサイクルを通じて必要な個人データへのアクセスを申請できるようにします。これらの変更により、アプリはプライバシーとデータ保護規則に準拠した方向へとビジネスを進めるサポートができます。
パートナータウンホール振り返り:今回は「Editons Edition」です
先月のパートナータウンホールでは、「Shopify Editions 22年夏」の重要なアップデートを確認しました。
イベントでは、Editionsの主要アップデートについてパネルディスカッションが設けられました。参加したのは、Sadia Latifi(Ecosystem UXディレクター)、Molly Sun (Shopify Checkout プロダクトリード)、David Cameron (Shopify Functions プロダクトリード)、Ben Sehl (Hydrogen プロダクトリード)、David Moellenkamp (プロダクトデザイナー)の各氏です。
イベントの録画はパートナーダッシュボードから視聴が可能です。
まもなく登場:マーチャントによる管理画面での使用制限設定
従量課金のサードパーティアプリを使用しているマーチャントは、パートナーにコンタクトすることなく、使用制限の上限を管理画面で引き上げられるようになります。
マーチャントが使用制限を引き下げたいときは、パートナーに連絡する必要があります。パートナーは、マーチャントがアプリの使用制限を引き上げたときに通知を受けられるようにwebhookの購読が可能です。
Shopify PlusとPOSの紹介を追跡
パートナーダッシュボードで 、Shopify PlusとPOSのリードを表示・ソート・追跡できるようになりました。リードの更新についてリアルタイムでメール通知を受け取り、リードにアサインされているShopify担当営業と簡単に連絡が取れます。
Shopifyアプリの種類について
開発者は、マーチャントがアプリを利用する方法を選ぶことができます。
公開アプリ:すべての公開アプリは、多くのマーチャントに提供されるものであり、Shopifyアプリストアに掲載ページをもっている必要があります。ただし、ページのリスト掲載の有無を選ぶことが可能です。
- 公開−リスト掲載アプリ:マーチャントは、ShopifyアプリストアのURLを使って掲載ページからアプリをインストールできます。このアプリは完全に可視的で、インデックスされ、次の場所に表示されます:関連カテゴリーページ、Shopifyアプリストア検索結果、サードパーティ検索エンジン結果
- 公開−リスト非掲載アプリ:マーチャントはこのアプリをShopifyアプリストアのダイレクトURLを使って掲載ページからインストールする必要があります。可視的ではなく、インデックスされず、ほかの場所に表示されません。
カスタムアプリ:単一のShopifyストアにインストールされるアプリで、パートナーダッシュボードもしくはShopify管理画面から作成できます。Shopify Plusサービスパートナーは、Plusマーチャントのために1つのカスタムアプリを複数のPlusストアにインストールできます。
廃止されたアプリ:
- 非公開アプリ:2019年12月9日に廃止されました。非公開アプリは、ほかの公開アプリを同じ機能をもち、単一または複数のマーチャントがインストールできるアプリです。ただ、このアプリはShopifyの承認を必要としないアプリでした。
Shop Payの分割払いが提供する後払いオプション
Shop Payの分割払いのオプションとして、無利息の隔週4回払い、または最長12ヶ月の月賦払いが選択できるようになりました。カートサイズも3,000ドルから17,500ドルへ引き上げられました。
Shop Payの分割払いをお奨めすることで、パートナーはマーチャントの価値をさらに高めることができます。Shopifyに完全統合されている「Buy Now, Pay Later」(後払い)ソリューションは、マーチャントの売上を促進し、カゴ落ちの現象、リピート購入の向上、新規顧客の獲得に効果を発揮します。
Selling APIのアップデート:後払いオプション
2022-07バージョンのAPIリリースでは、サブスクリプションをサポートする既存のSelling Plan APIに追加機能がプラスされました。
Selling Plan APIに、事前注文や購入前のお試しといった後払いのオプションが追加されます。
購入オプションがあることによって、マーチャントのキャッシュフローと在庫の管理、商品発売時の柔軟性、多様なマーケティング戦略などに役立ちます。繰延購入オプションを使えば、パートナーは決済と発送のタイミングをずらしたいマーチャントのサポートが可能になります。
Shopifyストアのadminドメインが変更されます
Shopifyではスピードを何より重視しています。そこで、Shopifyのadminドメインを単一のドメイン(admin.shopify.com)に統合しました。この変更により、Shopify管理画面を操作する際にページの再読み込みの回数が減ります。従来の myshopify.com URL が、この新しいドメインとストア固有の拡張子に代わっていることにお気づきになると思います。変更されるURLはマーチャントがストアにアクセスするときに使用されるものだけなので、APIで用いられるURLには影響しません。より重要な点は以下のとおりです。
admin URL への影響は?
現在のURLは以下のようにフォーマットされています。
- ストアadmin:(ストア名).myshopify.com/admin/(ページまたはリソースのパス)
- ストアリスト:accounts.shopify.com/store-login
新しいURLのフォーマットは以下になります。
- ストアadmin: admin.shopify.com/store/(ストア名)/(ページまたはリソースのパス)
- ストアリスト:admin.shopify.com
マーチャントが影響を受けないようにする方法
1. 埋め込みアプリのコンテンツセキュリティポリシー内に、認証済ショップドメインとして admin.shopify.com が含まれていますか?クリックジャックの攻撃を防ぐために、Shopifyアプリストアのアプリは適切なコンテンツセキュリティポリシーの frame-ancestors ディレクティブを設定する必要があります。新しい admin.shopify.com ドメインを認証済ショップドメインとして使用していない場合、アプリは統一後の管理画面で読み込まれません。ここで説明する手順に従って、コンテンツセキュリティポリシーに新ドメインを含めてください。
2. App Bridge version 2.0を使用するために埋め込みアプリをアップグレードしましたか?埋め込みアプリは、新しいホストパラメータを使用するためにApp Bridge 2.0にアップグレードする必要があります。これにより埋め込みアプリは新しいドメイン内で機能します。そうしないと、マーチャントはアプリ使用時に旧ドメイン(myshopify.com)にリダイレクトされ、混乱させられることになります。
3. テーマまたはアプリがフレームの外に達していませんか?テーマがフレームの外に(window.top.locationを参照するなどして)達する場合、ドメイン変更後にテーマエディタで問題が生じることがあります。このドキュメント(英語)を参考にして、テーマエディタを検出できるようにしてください。ここに記載されている属性はどれでも使うことができます。
開始時期
新規マーチャントは2022年7月5日から、既存マーチャントの場合は2022年7月19日から開始となります。
最新情報をご確認ください
今月はここまでです。Shopifyプラットフォームやアプリ開発へ影響を与える変更点を常に把握するために、Shopify開発者のChangelog(英語)の購読や、以下リンクからメールマガジンを購読し、最新情報を入手ください。
Shopifyパートナープログラムでビジネスを成長させる
マーケティング、カスタマイズ、またはWebデザインや開発など提供するサービスに関係なく、Shopifyパートナープログラムはあなたを成功へと導きます。プログラムの参加は無料で、収益分配の機会が得られ、ビジネスを成長させる豊富なツールにアクセスできます。情熱的なコマースコミュニティに今すぐ参加しましょう!
バックナンバー
2022年6月号
目次
- Shopify Audiencesでマーチャントの新規顧客発見を支援する
- Market APIによるカスタムコンテンツでローカリゼーションが簡単に
- まもなく登場:App Proxies転送リクエストの新しいパラメータ
- 開発のヒント:422エラーの処理
- 開発のヒント:開発ストアを利用する
- NYC開発者ワークショップのハイライト
- Shopifyパートナータウンホールに参加しましょう
Shopify Audiencesでマーチャントの新規顧客発見を支援する
Shopifyパートナーは、新規顧客の発見という最大級の課題を解決するために、Shopify Audiencesを活用してPlusマーチャントを支援することが可能になりました。
BUBS Naturalの共同創設者であるTJ Ferraraは、こう言っています。「Shopify Audiencesのおかげで購入ファネル上位の広告が機能し、自信を取り戻すことができました。適格な購買層にリーチでき、広告の費用対効果は3倍になっています。購入意図を理解してレバレッジをきかせ、当社の商品の絞り込んだオーディエンスを作成するというShopifyの機能は、わたしたちの顧客獲得戦略を大きく拡張しています。」
現在のところ、Shopify Audiencesは、Shopify ペイメントを利用している米国とカナダの Shopify Plusオーナーのみが利用可能です。クライアントの新規顧客を発見するために、ストアの資格やその他の事項を確認したい場合は、以下のリンクから Shopify Audiencesの完全ガイドをご覧ください。
Market APIによるカスタムコンテンツでローカリゼーションが簡単に
GraphQL Admin APIに、Marketごとのカスタムコンテンツがリリースされました。
この機能によって、開発者は「地域的なスペル」や「好ましい用語」を含めたカスタムコンテンツとローカライズをサポートできます。たとえば、米国のマーケットにおける「セーター」のメニュータイトルと、英国のマーケットのための「ジャンパー」のメニュータイトルがあります。また、開発者は購買者のマーケットに応じたプロモーションコンテンツを表示させることもできます。たとえば、カナダの消費者に向けて10月に感謝祭のバナーをカスタム表示させることが挙げられます。
まもなく登場:App Proxies転送リクエストの新しいパラメータ
7月4日より、app proxies転送リクエストに新たなパラメータが含まれます。
logged_in_customer _id というパラメータが転送リクエストに追加されます。これはapp proxiesページにログインされている顧客情報を追加します。「ログインしているお客様」の logged_in_customer _id は、もしそこに何もなければブランクが返されます。
必要なアクション
7月4日までに、新しい logged_in_customer _id パラメータが既存設定に影響したり壊したりしないか、app proxiesページで確かめてください。
開発のヒント:422エラーの処理
「422 Unprocessable Entity エラー」は、エンドポイントの互換性がないデータがリクエストに含まれる場合に、返されます。422エラーが返るシナリオは、いくつか考えられます。
- read-only fieldへの書き込み試行
- 文字列(またはbooleanなど)が予定されている場所への整数の入力
- オペレーションのための権限/スコープの欠落
- 一般的なフォーマットの問題(コンマやカッコなど)
- フィールド/値の欠落−オペレーションによっては、ペイロードまたはエンドポイントのURLにおいてフィールドの指定(object idなど)が要求されます。たとえば、複数の fulfillmentOrder がある注文のフルフィルメントを実行する際に、fulfillmentOrder id が欠落している場合。
このエラーが出たら、ドキュメントを参照してペイロードデータを入念にチェックし、すべてのフィールドが正しくフォーマットされていることを確認してから再試行しましょう。
Shopify APIのレスポンスとエラーコードを確認する(英語)
開発のヒント:開発ストアを利用する
開発ストアは、パートナーダッシュボードでもっとも使用されるツールの1つです。アプリやテーマのインストールとテストに利用できるほか、あなたのアプリを実行するサンプルストアを提供したり、新規のShopifyマーチャント向けにテンプレートストアとして受け渡したりできるので、継続的な収益源になります。
開発ストアは、いくつかの重要な点において、マーチャントが作成するストアとは異なっています。まず、Shopifyパートナーとして、あなたは無料の開発ストアを無制限に作成できます。開発ストアがクライアントに移譲されると、紹介料があなたに入ります。また、開発ストアで作業する時間は無制限です。クライアントは、あなたからストアのオーナーシップを譲り受け、有料プランを選択したあとに、課金されます。
作業に取り掛かる前に、パートナーとして知っておくべき開発ストアの機能と制限もありますので、こちらからご確認ください。
そしてもう1つ。Shopifyのサポートチームは、既存ストアとパートナーアカウントの連携についてよく質問を受けます。既存のマーチャントストアを遡及的にあなたのダッシュボードに連携させてレベニューシェアを得ることはできません。レベニューシェアを受け取るには、まずパートナーダッシュボード内で開発ストアを構築し、クライアントに権限を移行するという手順を経る必要があります。
開発ストアの作成に関しては、最新の動画とパートナースタートガイド、ヘルプセンターのリソースをご確認いただけます。
動画
パートナースタートガイド
(第3章・第4章で開発ストア構築し受け渡す方法を解説)
ヘルプセンター
NYC開発者ワークショップのハイライト
去る4月6日、ほぼ2年ぶりにニューヨークのShopify開発者が一堂に会し、学習とネットワーキングの一夜を過ごしました。
「Shopifyで構築を始めるために」と題されたワークショップに新旧の開発者が参加し、その後はShopifyエコシステムのトップ開発者を招いたパネルディスカッションが実施されました。このイベントでは、出席者はアプリやテーマに関するどんなことでも学ぶことができ、Shopifyでビジネスを成長させてスケールするための知見を習得しました。
わたしたちは今後も多くのワークショップを開催します。あなたの近くの街でお会いしましょう。
Shopifyパートナータウンホールに参加しましょう
カレンダーの用意を。次回のShopifyパートナータウンホールは、6月28日PM12:00 EDT(日本時間6月29日AM1:00)より開催されます。この四半期ごとのイベントでは、Shopifyパートナーに重要なアップデートとニュースをお届けします。講演者の詳細な情報とトピックについては、これから順次共有していきます!
2022年5月号
目次
- モバイル最適化のベストプラクティス
- テーマカードに情報を追加
- Shopify CLIのserveコマンドにおける新しい同期フラグ
- テーマ開発者のための新しいテストアセットとドキュメント
- ケーススタディ:Shopify2021アプリチャレンジはeVouchの成功にとって最高の舞台だった
- 検索機能でマーチャントのアプリ発見を促進
- あなたのテーマがマーチャントを刺激する
モバイル最適化のベストプラクティス
モバイルデバイスを使ったショッピングが増え続けている一方、Shopifyマーチャントもモバイルデバイスでビジネスをスタートさせ、運営しています。これは当然の流れと言えるかもしれません。
「わたしたちは定期的に、JunipとShopifyを利用している企業と対話していますが、彼らはパソコンを持たずにモバイルだけで会社全体を動かしています」とJunip CEOのStuart Arsenaultは言います。「モバイルファーストはすべてのビジネスにおすすめできます。ただ、起業家に限って言うなら、モバイルファーストは必須条件です。」
モバイルファーストのためのアプリ型ソリューションを構築するために必要なことはたくさんあります。そこで、成長しているモバイルコマース市場に開発者が参入するのを後押しするために、モバイルファーストソリューションの構築時に考慮すべき3つのベストプラクティスをまとめました。
テーマカードに情報を追加
マーチャントがストアに最適なテーマを選ぶ際の参考になるように、Shopifyではテーマに関する有用な情報の表示方法をいくつかテストしてきました。
今回の新しいデザインにより、業界カテゴリー、機能、カタログサイズなどの情報が表示され、マーチャントが素早くニーズに合ったテーマを発見するのに役立ちます。マーチャントはテーマのプリセットを切り替えることで、カラーリングやビジュアル処理の違いをテーマカードで簡単に確認できます。
この変更は、数週間でテーマストア全体に適用される予定です。
Shopify CLIのserveコマンドにおける新しい同期フラグ
Shopify CLIのserveコマンドで新しい同期フラグが導入されました。これにより開発者はリモートテーマとローカルの開発テーマでアップデートを同期できます。
Shopify CLIを使って、テーマエディタで実行された変更を抽出し、それらをローカルの開発テーマに適用できるようになりました。また、この機能は双方向なので、ローカルの開発テーマにおける変更をリモートテーマに上書きすることも可能です。
この新機能は4月の「CLI version 2.15.2」で導入されています。開発者が同期機能を使うにはCLIをアップデートする必要があります。
テーマ開発者のための新しいテストアセットとドキュメント
Shopifyのテーマレビューチームが審査用に使っている環境にかなり近いテスト環境とテストツールが、テーマ開発者にも利用可能になります。これにより、開発者はレビュー提出前にテーマの検査と問題の特定がしやすくなり、レビュープロセスも高速化・合理化されることになります。提出前にテーマをテストして問題を解決し、すべての機能をチェックしておけば、Shopifyテーマストアで成功する準備は整います。
ケーススタディ:Shopify2021アプリチャレンジはeVouchの成功にとって最高の舞台だった
ニュージーランドのオークランドを拠点とする開発者Eugene Yaoは、クチコミが効果的なマーケティングツールであり、ソーシャルメディアで拡大させればEコマースブランドが新しいオーディエンスにリーチできることを知っていました。この記事で彼は、Shopifyアプリチャレンジを活用して8週間でアプリのスコープ、ビルド、デプロイまでを成し遂げた方法を紹介しています。
検索機能でマーチャントのアプリ発見を促進
Shopifyアプリストアの検索機能はつねに向上しているので、マーチャントは自分のニーズと要件に合ったアプリを素早く発見できます。最近追加された変更により、ログインしているマーチャントは新しいアプリを見つけるのがさらに容易になりました。
マーチャントがログインした状態で、すでにインストールしているアプリを検索した場合、検索結果にそのアプリはデフォルトでは表示されません。左側のナビゲーションにある切り替え表示によって、「インストール済みアプリ」を表示するかどうかを選択できます。仮にマーチャントの検索内容が「注文額の増加」なら、この目標を達成するための新しいアプリを見つけられます。
わたしたちは特定のアプリ名で検索した場合のアプリの表示方法をいくつかテストしていますし、マーチャントが意図するインストールを促進するための検索エクスペリエンスを引き続き改良していきます。
あなたのテーマがマーチャントを刺激する
Shopifyテーマを作成する用意はできていますか? テーマ開発者のランディングページにあるリクエストフォームを記入すれば、テーマパートナーシップチームと直でつながることが可能です。テーマパートナーシップチームは、マーチャントのギャップを満たす美しくパフォーマンス性の良いテーマ構築の機会を提供し、Shopifyテーマストアへのテーマ公開方法を決定します。
Shopifyの0%レベニューシェアモデルがあるため、Shopifyテーマを構築するなら今がチャンスです!
2022年4月号
目次
- パートナーとマーチャントのフルフィルメントプロセスを楽にするFulfillment Orders
- アプリのサブスクリプションで固定価格またはパーセンテージ割引を提供
- App Trial Extensions
- パートナー向けShopify Communityフォーラム
- Shopifyストアのadminドメインが変更になります
- ヒーロー動画・ヒーロー画像とデモURLをアプリリストに追加しよう
- Women Coding the Future —Gift Egwuenu
- アプリ掲載ページのアップデート
パートナーとマーチャントのフルフィルメントプロセスを楽にするFulfillment Orders
Fulfillment Orderの導入により、Fulfillment APIが廃止となり、新たなフルフィルメント体験を構築することが可能になりました。Local delivery & pickup、fulfillment holds、multi-managed inventory、subscription modelsなどの機能が利用できます。また2022年にさらなる機能追加も予定しています。
アプリのサブスクリプションで固定価格またはパーセンテージ割引を提供
開発者はBilling APIをネイティブに使用して、固定価格やパーセンテージ割引(Xヶ月間はX%オフまたはXX円)を一時的に適用するアプリのサブスクを提供できます。
マーチャントにアプリ割引を提供するために、開発者が苦肉の策をとる必要はなくなりました。
期間限定の割引によって、マーチャントは有料アプリがストアにフィットするかを低価格で試すことができ、開発者は新たなサブスクライバーを獲得できます。
割引の総額は、アプリ課金額の確認フローにおいて明確に表示されます。
アプリ割引機能は、2022-04 GraphQL Admin APIで利用可能となります。
App Trial Extensions
アプリ開発者は、新しいappSubscriptionTrialExtendを使用して、課金アプリのトライアル日数を増やすことができます。この際、マーチャントは新たにアプリサブスクリプションを承認する必要がありません。
これにより、開発者は新規マーチャントに長くプロダクトを試してもらうことができます。現在、App trial extensionは安定バージョンではないGraphQL Admin APIで使用可能です。
パートナー向けShopify Communityフォーラム
Shopify Communityは、ブランドやメーカー、仲間のパートナー、コマースの立役者とつながることのできる場所です。
Shopify API、Online Store 2.0、Subscriptions、Markets、Retailなど、Shopify開発のことはなんでも、聞いたり答えたりできます。
- パートナーやShopifolk(Shopifyに携わる仲間たち)から回答を得ましょう
- マーチャントの課題を解決し、新たなコネクションを築きましょう
- Developer Community AMA(開発者コミュニティの質疑応答)に参加しましょう
有効なShpoifyパートナーはだれでもShopify Communityのプライベートパートナースペースにアクセスできます。参加するには、community.shopify.comにアクセスして、パートナーディスカッションのボードを見つけましょう。
Shopifyストアのadminドメインが変更になります
わたしたちは、Shopifyのadminドメインを admin.shopify.com に一元化しようとしています。これによりマーチャントがShopify adminでページをリロードする回数を減らすことができます。今後は、通常の myshopify.com URLの代わりにこの新たなドメインとストア拡張子が表示されます。マーチャントがストアにアクセスする際のURLが変更になるだけなので、APIのURLには影響しません。
Admin URLのストラクチャーはどう変わる?
現行URLのフォーマット:
- ストアのAdmin:(ストア名).myshopify.com/admin/(ページまたはリソースのパス)
- ストアのリスト:accounts.shopify.com/store-login
新しいURLのフォーマット:
- ストアのAdmin:admin.shopify.com/store/(ストア名)/(ページまたはリソースのパス)
- ストアのリスト:admin.shopify.com
新しいドメインをさっそくテストしてみましょう。
テストに使うストアをこちらのパイロット版登録シートに記入し、アプリとテーマのパフォーマンスを確認してください。
ヒーロー動画・ヒーロー画像とデモURLをアプリリストに追加しよう
アプリリストのHero sectionにHero Video / Imageを追加すると、マーチャントによるアプリインストールの決断に役立ちます。
短い動画で、あなたのアプリがマーチャントのビジネスにもたらす効果を示すことができます。アプリの役割、アプリの効果、アプリの使い方を説明するのが優れた動画です。動画は2〜3分以内にまとめる必要があり、YouTube動画を埋め込むことも可能です。
動画を所有していない場合、画像を代用することもできます。あなたのアプリの重要なメリット、機能、差別化要素を訴求しましょう。
デモストアがあると、アプリの実際がわかり、マーチャントの意思決定に有効です。Shopifyパートナーなら、無料の開発ストアが使えます。
動画、画像、デモストアのいずれも無い場合は、今から追加することを検討してください。パートナーダッシュボードのアプリ掲載ページから可能です。
Women Coding the Future—Gift Egwuenu
Women Coding the Futureは、開発に携わる女性を称える1時間のトークです。わたしたちは開発コミュニティの未来を形成するために、テック業界とアントレプレナーシップにおけるダイバーシティとインクルージョンを助成するための非営利団体SheSharpと提携し、コードの世界を構築して貢献する素晴らしい女性たちをシリーズで紹介します。
今回は、CloudflareのDeveloper AdvocateであるGift Egwuenuに話を聞きます。
Giftが共有するのは、Writing Clean Code for Humansです。彼女は、コードの悪い例を示しながら、なぜすべての開発者がクリーンで理解しやすいコードを書くべきなのかを説明します。また、ウェブ開発における経験、Jamstack、開発者のライフスタイル動画についても話を聞く予定です。
アプリ掲載ページのアップデート
マーチャントの決定に役立つ豊かな情報を提供するために、アプリ掲載ページを改良しました。アプリ掲載ページに、以下のようなパートナーの詳細を新しく追加しています。
アプリの有料・無料がマーチャントに明確にわかるような試験的な改良も新たにテスト中です。
2022年3月号
目次
- プレミアムプランのマーチャントもShopify Flowを利用可能に
- Theme App Extensionsでアプリのレベルを上げる
- Shopify App Gemのv.18.1.1にアップグレードしましょう
- Shpoifyパートナータウンホール【2022キックオフ】
- パートナーダッシュボードに登場する新しいShopify POSエリア
- 一般公開されたShopify Marketsを使ってマーチャントのグローバル販売を支援
- Shopifyアプリストアの検索機能が向上
- Channel Attributionのベータ版が提供開始
プレミアムプランのマーチャントもShopify Flowを利用可能に
Shopify Flowをもっと多くのマーチャントへ
毎月、10億以上のFlowがShopifyストアで実行されています。マーケティングプロセスなどのワークフローを自動化し、注文と在庫の管理を向上させ、カスタマーサービスの依頼を合理化しているのです。
今まではShopify Plusのマーチャントのみが利用可能だったFlowですが、プレミアムプランのマーチャントも利用できるようになりました。自動化されたワークフローのアクションを立ち上げたり実行したりするFlowを開発者が構築するなら、非常に多くのオーディエンスがいる今ほど良い時期はありません。
Theme App Extensionsでアプリのレベルを上げる
多くのマーチャントがOnline Store 2.0のテーマを採用し始めています。そのため、アプリ拡張機能を使ってストアのシームレスな統合体験をマーチャントに提供することが、アプリ開発者にとって重要です。
Theme App Extensionsによって構築することで、アプリの適用・管理・アンインストールが簡単になり、テーマ固有のソリューションやカスタムコードの削除といったプロセスが不要になります。
Shopify App Gemのv.18.1.1にアップグレードしましょう!
バージョン18.11では、iframeから抜けようとするときに、廃止となったEASDKリダイレクトをApp Bridgeリダイレクトに置き換えます。これはアプリのインストール時や、新しいアクセススコープが必要な場合、またはログインセッションが切れていることを理由に再認証が必要な場合に発生します。アプリのアップデート方法の詳細は、GitHubのガイドを参照してください。
Shpoifyパートナータウンホール【2022キックオフ】
2022年最初のパートナータウンホールに参加しましょう。日時は3月10日午後12時(EDT)(日本時間:3月11日午前1時)です。
マーチャントの成功を支援するShopifyパートナーのみなさんをサポートするというわたしたちのミッションについてご説明します。わたしたちがいかにアプリやテーマの見つけやすさを安全かつシンプルでパーソナライズされたものにしているか、そしてマーチャントがどれくらいグローバル化・モバイル化しているか、パートナーと開発者が今年期待できるものは何か、といった内容を扱います。
アジェンダとAMA(Ask Me Anything)に登壇するスピーカーの詳細をぜひチェックしてください。
パートナーダッシュボードに登場する新しいShopify POSエリア
まもなく、Shopify POSを利用している実店舗のサポートに役立つ、新しくパーソナライズされたエリアがパートナーダッシュボードで利用可能になります。
クライアントの収益向上に貢献する新しいリソース、新たなインサイト、関連ガイドなどにアクセスできます。
リテールクライアントのスナップショット
どのクライアントがShopify POSを利用しているか確認できるので、オンラインと実店舗で収益を向上させるサポートをしていきましょう。
自分用のリソース
Shopifyパートナーとして成長するのに役立つコンテンツやツールが、カスタマイズされたShopify POSダッシュボードに表示されます。
Shopify POSのご利用状況を把握するためのアンケート
ダッシュボードの新たなエリアが使用可能になると、Shopify POSダッシュボードをあなたのニーズに合わせてカスタマイズできるようにいくつかの質問をさせていただきます。
一般公開されたShopify Marketsを使ってマーチャントのグローバル販売を支援
現在、Shopify Marketsは一般利用が可能になっています。つまり、マーチャントは単一のストアだけでインターネット上のすべての人に簡単に商品を販売できます。
インターナショナルなストアフロント体験は、お客さまの国に合わせたものとなります。そこで、カスタマー向けコンポーネントを提供しているアプリやテーマが文脈的に国を正しく把握して、適切なコンテンツや通貨、価格詳細などを表示できることが重要となります。
アプリやテーマが国別のストアフロントを提供するうえで大切な2つの要素がこちらです。
- サブフォルダのサポートのためにダイナミックURLを使用する。これがうまくいかないと、チェックアウト時に不適切な通貨や価格が購入者に表示されます。
- 通貨ではなく国を適用する。
さらに詳しい情報は、Shopify.devの国際化に関するリソースをご覧ください。
Shopifyアプリストアの検索機能が向上
マーチャントが探しているアプリが見つけやすくなるように、検索をよりスマートに、よりパーソナライズしています。検索全体の約半数はアプリブランドの名前であり、残りはカテゴリーと使用例の組み合わせです。Shopifyアプリストアの検索にわたしたちが加えた改良点は次のとおりです。
- おすすめのアプリ名:ユーザーが最初の文字を入力し、それが高い確率で特定のアプリ名と一致する場合に、そのアプリが表示されます。ユーザーはすぐにそのアプリの掲載ページをクリックすることができます。
- 提案検索ワードの改善:クエリの範囲を広げる改良を施し、英語以外の検索ワードのサポートも向上させました。
- 推奨カテゴリーの表示:ビジネスの所在地や規模、業界といった多様な要素を基準にしてパーソナライズされたおすすめカテゴリーをマーチャントに提示します。
- 過去の検索結果の表示:ログインしているマーチャントの過去の検索を表示します。
より高速でわかりやすい検索体験のために、わたしたちはこれからも改良を続けていきます。
Channel Attributionのベータ版が提供開始!
Orders、Checkout、Draft Orders APIの販売チャネルアトリビューションに新しいフィールドを使用することができます。正しい情報をこれらのフィールドに渡すことで、サブチャネルレベルの注文ソースレポートの精度が向上し、マーケットプレイスからの注文の整理や処理にマーチャントがかける時間が削減できます。
2022年2月号
目次
Shopifyアプリストアでアプリの見つけやすさが向上
Shopifyアプリストアのエクスペリエンスをマーチャントと開発者にとってより良くしていくための一連のアップデートを開始しました。アプリの詳しい知識の提供やストーリーテリング、強力なユーザー視点のビジュアル、アプリを発見しやすくする追加ページなどが含まれます。
マーチャントテックスタックシリーズ
Modern Retailで特集シリーズが始まりました。このシリーズでは、Shpoifyマーチャントの事例と彼らが使用しているアプリを紹介していきます。まず最初は、スペシャルティ自転車ヘルメットのメーカーであるThousandが、グローバル成長を実現したeコマースの技術スタックをどのように構築したかを取り上げます。
コマースの未来
「コマースの未来 in 2022」のレポート(英語)をダウンロードすると、今後1年のコマースのトレンドを特別に見ることができます。
マーチャントがこれからの新たなリテール業界で成長する方法をもっと詳しく知りたいなら? ShopifyやマーチャントエキスパートとのライブQ&Aが可能なデジタルイベント、The Future of Commerce Trends Briefingの席を予約しましょう。
FacebookとInstagramの注文&フルフィルメントのワークフローをアップデート
1月31日より、マーチャント向けにFacebookとInstagramの新しいチェックアウトエクスペリエンスが提供されています。あなたのアプリの互換性を確実にするには、支払いに関する注文とフルフィルメントのワークフローをアップデート (英語)してください。
ShopifyマーチャントがFacebookとInstagramのチェックアウトをShopify Paymentsに移行すると、今までFacebook Paymentsで処理されていた注文は、支払いゲートウェイとしてShopify Paymentsを利用するようになります。その結果、注文の処理方法が変わるため、移行後の注文自動化の問題を最小化するためにアプリに変更を加えることをお勧めします。
Shopify PlusとShopify POSの新しい紹介方法
マーチャントにShopifyを紹介するための簡単で早い方法があります。すべての紹介は、1ヶ所で便利に管理できるようになりました。パートナーダッシュボードの紹介タブから始めましょう。(22年2月現在日本未対応)
Online Store 2.0へのテンプレートの移行
Online Store 2.0は、Shopifyのテーマ構築をまったく新しいものにしています。全ページのセクション、アプリと連動するブロック、柔軟なデータストレージ、安定した開発ツールなどが含まれ、Shpoifyテーマの構築はかつてないほど楽になっています。わたしたちは最近3つの新しい無料テーマをDawnから制作してリリースしました。これらはDawnリポに大幅なカスタマイズ設定と新セクションを重ねたものです。このような改良点を最大活用するには、アップデートされたOnline Store 2.0の要件に合わせてあなたのテーマを移行しましょう(英語)。
十分に機能するテーマを構築するための追加リソースは下記をご確認いただき、マーチャントのビジネスにベストと思われるオプションについて今日から話し合ってください。
Channel Attributionがベータ利用可能に!
Channel Attributionが登場しました。これらのフィールドに情報を正しく渡すことで、サブチャネルレベルまでの注文ソースレポートの正確性が向上するだけでなく、マーチャントがマーケットプレイスの注文を整理して処理するための時間が削減できます。
この機能はマーチャントからのリクエストがとても多く、注文と販売チャネルの紐付けを一層強化できるようになります。
2022年1月号
レベニューシェアのリセット
Shopifyは2021年12月31日に、登録済みのアプリおよびテーマ開発者のレベニューシェアをリセットしています。そのため、あなたの2021年の収益額がいくらであれ、2022年の最初の100万ドルまでの収益に対しShopifyがレベニューシェアを取ることはありません! この新しいレベニューシェアプログラムにまだ登録されていない方や、もっと詳しい情報を知りたい方は、パートナーヘルプドキュメント(英語)をご覧ください。
新しい支払い方法と関連費用の詳しい情報について
Shopifyでは最近、Hyperwalletとのコラボによる新しい支払い方法が導入されました。業界屈指の為替レートによりShopifyパートナーの利益を確保し、世界中の200以上の国と地域にカバー範囲が広がりました。
(順次、利用可能となります。パートナーダッシュボードに表示されていないパートナーはしばらくお待ちください。)
支払いはローカルの銀行送金、振込、PayPalから選ぶことができます。また、支払い時の通貨は自国通貨の場合がほとんどかと思われますが、ほかの通貨を選択することも可能です。
この支払い方法は、お住まいの地域や支払額によって利用可能となる時期が異なります。ShopifyはUSDで支払いの発行をおこなうため、USD以外の支払いの場合にはHyperwalletによる保留や手数料適用のケースがあります。この支払い方法と手数料に関する最新の情報は、パートナーヘルプドキュメントのご確認をお願いします。
アプリチャレンジのショーケース
アプリチャレンジ2021が公式に発表されました。わたしたちを驚かせたアプリの数々をぜひチェックしてください。
先月、これらのアプリをすべての人が見られるようにアプリチャレンジのページをリニューアルしました。
お時間のあるときにご覧ください。次回のチャレンジへの登録もお忘れなく!
バックナンバー:2021年の「Shopify開発者のための重要なプロダクトアップデート」はこちら