ホワイトラベルというビジネスモデルを知っていますか?低コストで自社ブランドを立ち上げられるビジネスモデルとして注目を集めており、これからECサイトを始める人だけではなく、商品のラインナップを拡大したい人にも人気です。
この記事では、ホワイトラベルビジネスの特徴やホワイトラベル化に適した商品を紹介します。
ホワイトラベルビジネスとは
ホワイトラベルビジネスとは、他社が製造した汎用的な製品やサービスを、別の企業がブランド化して販売するビジネスモデルのことを指します。ホワイトラベル製品の一般的な例には、化粧品、電子機器、家庭用品などがあります。ホワイトラベル製品は通常、特定のブランドと関連付けるために、ブランドのロゴを製品やパッケージに付けるなど、カスタマイズされます。
一般的に、小売業者はホワイトラベル製品を製造業者と直接取引することで調達したり、プリントオンデマンドサービスを利用して自社で作成したりします。
ホワイトラベル製品は、「第三者の販売者のために製造およびブランド化された製品」という点ではプライベートブランド製品と似ていますが、プライベートブランド製品は、個々の小売業者向けにさらにカスタマイズされる点が異なります。これらの製品には、独自の成分や素材が含まれることが多く、オーダーメイドのパッケージが採用される場合があります。それに対して、ホワイトラベル製品はパッケージやロゴを印刷するだけなど、カスタマイズの選択肢が限られていることが一般的です。
ホワイトラベルに適した商品13選
1.ウォーターボトル
ウォーターボトルは、低コストで販売でき、サイズやカラーなどバリエーションを持たせやすいのが特徴です。ブランドのロゴを入れやすく、販売価格も低価格なので手に取ってもらいやすいためブランドを知ってもらうきっかけにもなります。
2.化粧品
化粧品は、少ないアイテムからスタートしその後ラインナップを増やしやすい商材です。例えば基礎化粧品などのスキンケアアイテムの販売から始め、消費者のニーズに合わせてメイクアップアイテム、ヘアケア商品…というようにラインナップを増やすことができます。また専門のメーカーが安全性のテストも行っているため、品質と安全性にも信頼がおけます。そのため、化粧品販売を始めたい人にはホワイラベルがおすすめです。
3.スマホアクセサリー
低コストでカスタマイズしやすいスマホアクセサリーはスマホケースやスマホポーチ、イヤホンなどさまざまなアイテムを扱うことができ、ホワイトラベルを始めてみたい人にもぴったりです。
4.スポーツ用品
ECサイトで展開しやすいアイテムとしてスポーツ用品も注目を集めています。レギンス、Tシャツなどのウエア関連以外にもヨガマットやバッグから、帽子や靴下などの小物まで幅広くあるので、トータルコーディネートできるようラインナップすることでブランド力や認知度も高めることができるでしょう。
5.ペット用品
ペットは大切な家族の一員として認識されることが多く、ペットが利用するアイテムにもこだわる消費者は少なくありません。ペット用品を扱うブランドとしてECサイトを成功させている例もあり、ペット用ベッドやリード、オモチャ、ペット服などをオリジナルブランドで展開することでファンやリピーターの獲得を期待できます。
6.マグカップ
ブランドのロゴを入れたり、普段使いできるようなイラストをデザインしたりとカスタマイズしやすいマグカップも、ホワイトラベルを始めたい人におすすめの商品です。一般的な陶器のマグカップだけではなく、キャンプに使えるステンレスマグや贈り物用のペアカップなどもあります。
7.エッセンシャルオイル
セルフケアアイテムとしても知られるエッセンシャルオイルもホワイトラベルとして販売しやすいアイテムの一つです。オイルとしてだけではなくディフューザーや入浴剤、香水など類似アイテムと併せてブランディングし販売するのもおすすめです。
8.LEDや電飾類
インテリアのアクセントにもなるおしゃれなLEDや電飾、懐中電灯、キャンプ用ランプなどのアイテムもホワイトラベルで販売できる商品の一例です。形や明るさ、色などバリエーションの豊富さが特徴で、模様替えやクリスマスなどの季節アイテムとして、またインテリア小物としても販売しやすいです。
9.トートバッグ
トートバッグは企業の販促アイテムとしても長年親しまれ、自社ブランドのロゴを入れて販売したり、ノベルティとしてプレゼントしたりすることでブランド認知力を高めることもできます。
アーティストが自身のアート作品の一環としてトートバッグをデザインする、またはアート作品をプリントし自社ブランド製品として販売することも可能です。
10.小型マッサージ器
長時間同じ姿勢を続けるデスクワークが増え、小型のマッサージ器の需要も高まっています。小型マッサージ器はホワイトラベルとして注目を集めている商品で、Alibaba(アリババ)などでもロゴなどを入れカスタマイズできる小型のマッサージ器が販売されています。
11.コーヒー豆
日常生活で消費されるコーヒー豆もホワイトラベルでの販売に適した商品です。コーヒー豆を自社ブランドで販売しファンを獲得できると、リピーターとして定期的な注文が受けられることが期待できます。
12.タオル類
トートバッグ同様、企業の販促アイテムとして人気のあるタオル類は、カスタマイズしやすいアイテムの一つです。ロゴなどが入れられるだけではなく、イベントグッズとしても販売できます。タオル類もサイズやカラーバリエーションなどを組み合わせてラインナップを増やせます。
13.アパレル商品やアクセサリー
自社のアパレルブランドの起業には、ホワイトラベルが活用できます。オリジナルTシャツやバッグなどカスタマイズしやすいものから始め、徐々に取り扱う製品を増やすことも可能です。
小物やアパレル商品などの場合、ロゴやイラストを入れるなどしてオンデマンド印刷でオリジナルグッズを作ることで、ホワイトラベルとして自社ブランドの製品を販売できます。それ以外のアイテムの場合は、後述するOEM製品やホワイトラベルを扱う企業に製品製造を依頼することで、オリジナルブランド製品として販売することができます。
OEMやプライベートブランドとの違い
ホワイトラべルとOEMの違いは?
ホワイトラベルとOEMの違いは、企画や開発をメーカーがするのか販売側がするのかにあります。ホワイトラベルは、メーカーが開発・製造した商品やサービスを自社ブランド名で販売するため、競合他社も異なったブランド名で同じ製品を販売するケースがあります。それに対しOEMは、自社が企画した商品やサービスを、メーカーに製造依頼します。実際には生産のみを依頼するケースや、企画・開発から生産までを一括で依頼するといったケースがあります。
ホワイトラベルとプライベートブランドの違いは?
ホワイトラベルはメーカーが企画・開発しさまざまな小売業者に同じ製品を提供することができるのに対し、プライベートブランド(PB)では、商品の企画は小売業者が行い、メーカーは依頼元の小売業者の企画や要望に合わせて製品を製造するという違いがあります。
まとめ
ホワイトラベルは、新規事業を立ち上げたい人や、自社ブランドを立ち上げたい人におすすめです。ドロップシッピングやプリントオンデマンドを利用してホワイトラベル商品を販売することもできますので、これらの記事を参考にしながらアントレプレナーとしてビジネスを成長に導きましょう。
ホワイトラベルについてよくある質問
ホワイトラベルとは?
ホワイトラベルとは、ホワイトラベルとも呼ばれ、メーカーが開発し製造した商品・サービスを、自社のブランド名で販売することです。
ホワイトラベルとプライベートブランドの違いは?
ホワイトラベルはメーカーがさまざまな企業に同じ製品を提供することができますが、プライベートブランドは依頼元の小売業者の要望に合わせてメーカーが製品を製造するという違いがあります。