Instagram(インスタグラム)は友人や知人とのコミュニケーションツールとしてだけでなく、マーケティングツールとして個人や企業が活用しています。総務省情報通信政策研究所の令和4年度の調査報告書によると、Instagramの利用率は全世代で増加しており、LINEに次ぐ利用率となっています。多くのユーザーに商品やサービスを宣伝することができることから、インスタはSNSマーケティングにおいて注目を集めているSNSと言えます。
この記事では、インスタ広告のやり方や広告費用、設定方法について、初心者にもわかりやすくまとめました。インスタグラムで広告の運用を検討している方は、ぜひ参考にしてください。
Instagram広告とは
Instagram広告とは、画像や動画形式の広告をインスタに掲載できる有料サービスです。商品・サービスの販売やブランドの認知度向上、自社サイトの宣伝など、さまざまな用途で活用されています。
掲載する広告は、フォローしているアカウントの投稿と同じように、フィードやリールに表示されます。一般的な投稿形式と変わらないため、違和感や抵抗感を覚えることなく、広告を閲覧してもらう傾向にあります。また、広告を通じてフォロワーを増やすことも可能で、ファンになってもらったり、ECサイトに誘導したりして売上アップを目指せます。
Instagram広告の仕組み
Instagram広告は、表示数やクリック数に応じて課金する運用型広告の形式が取られており、誰でも広告を出稿できます。1日100円から広告を掲載することができ、自分のアカウントから掲載期間やターゲットとするユーザーを設定することができます。レポート機能が充実しているため、定期的に広告の効果を分析し、必要に応じて改善策を講じることが可能です。広告を運用しながらターゲットを変更したり、広告費用を調整したりと自由度が高く、広告を効果的に運用しやすいのが特徴です。
Instagram広告には、ターゲットユーザーにリーチしやすい仕組みがあります。InstagramはFacebookと同じくMeta社が提供しており、広告掲載においてFacebookのデータを活用できるという強みがあります。ユーザーの興味・関心に基づいて好みを学習するインスタのアルゴリズムのデータと、実名や生年月日などの個人情報を登録している人が多いFacebookのデータベースを組み合わせることで、精度の高いターゲティングが可能になっています。
インスタ広告で設定できるターゲティングは、主に以下の3つがあります。
コアオーディエンス
インスタやFacebookに登録された情報やユーザーの行動履歴に基づいてターゲティングを行います。居住地域や年齢、使用言語、性別、興味関心などが該当します。
カスタムオーディエンス
自社のユーザーデータを活用して行うターゲティングで、特定のユーザーに絞り込んだり、既存の顧客を除外したりすることが可能です。インスタのフォロワーリストから顧客リストを作って配信できるほか、自社サイトを訪問したり投稿を閲覧したことのあるユーザーの中から、さらに年齢や属性で絞り込んでターゲティングすることもできます。
類似オーディエンス
カスタムオーディエンスを元に、似た特徴や行動パターンがあるユーザーに広告を配信する方法です。潜在顧客にリーチしやすいという特徴があります。
ターゲットユーザーへの広告配信は、新規顧客の獲得だけでなく、既存の顧客維持にも効果的とされています。インスタ広告は、詳細なターゲット設定が可能で、レポートの分析に基づいて広告内容やターゲットを随時変更できることから、高い費用対効果が期待できます。限られた予算の中で広告運用を検討している個人から、より大きな広告効果を目指している企業にも活用しやすい仕組みとなっています。
Instagram広告の種類
Instagram広告には、上記の7種類があります。それぞれ詳しく見ていきましょう。
1. 写真広告
写真広告は、画像1枚とキャプション(説明文)で構成される広告で、フィード上に表示される広告です。画像は正方形だけではなく、縦方向、横方向の長方形でも配信できます。CTA (コールトゥアクション)を使って、閲覧者をインスタの商品詳細ページや自社サイト、申し込みフォームなどに誘導することが可能です。ユーザーがフォローしているアカウントの投稿と同じようにフィード上に表示されるため、目に留まりやすいインパクトのある画像を使うとよいでしょう。
2. 動画広告
動画広告は、動画1本とキャプションで構成される広告です。写真広告と同様に、フィード上に表示されます。フィードで表示することが可能な動画の長さは最大60分、ファイルのサイズは最大250MBという規定があり、キャプションには最大11,000文字まで文章を記載できます。
画像では伝えにくい商品の特徴や動き、細部の様子をわかりやすく伝えることができます。また動画を用いることで、よりインパクトを与えやすく、ブランドの認知拡大や購入を促す効果が得られます。ただし、動画は長すぎると最後まで見てもらえない可能性が高く、十分な効果が得られにくいので、15秒程度の短い動画にすることをおすすめします。
3. カルーセル広告
カルーセル広告は、最大10点の画像と動画で構成される広告で、インスタのフィードとストーリーズに表示されます。ストーリーズのカルーセルには、1~5枚のカードが自動的に表示される仕組みとなっています。特に、動画と画像を組み合わせたカルーセルは訴求力が強く、商品やサービス、ブランドの世界観を具体的に伝えることができます。
4. コレクション広告
コレクション広告は、メインビジュアル(画像または動画)とサブ画像からなる広告です。フィードとストーリーズに表示されます。異なる角度からの商品画像をひと目で見せたり、複数の商品をアピールしたいときに活用できます。各画像にリンクを貼り付けられるので、商品を販売したい場合におすすめの広告です。
5. ストーリーズ広告
ストーリーズ広告は、基本的には24時間で消えるインスタのストーリーズ上に掲載される広告です。ストーリーズの特徴として、フルスクリーンの縦長動画や画像を表示できるため、視覚的インパクトが強く、閲覧者の記憶に残りやすいことが挙げられます。フォロワーが投稿したストーリーズの中に広告が掲載されるので抵抗感が少なく、最後まで広告を見てもらいやすいという特徴があります。また、スタンプをストーリーズに貼り付けてユーザーと交流を図ったり、アンケート機能でユーザーの興味・関心を知ったりすることもできます。
6. リール広告
リール広告は、ストーリーズ広告と同様に、縦長のフルスクリーン動画や画像を使って配信できます。動画の長さは15分以下ですが、動画広告と同じく短い動画の方が好まれます。ブランドの認知度向上や自社サイトへの誘導に活用できます。
7. 発見タブ広告
発見タブは、インスタの下部に表示される検索用の虫眼鏡アイコンをタップすると表示されるタブです。ユーザーの興味関心がありそうな投稿と共に表示される広告で、新たなコンテンツを探しているユーザーに自社サービスや商品、ブランドに興味を持ってもらうきっかけになります。使用できるのは画像または動画で、CTAボタンも設置できます。
Instagram広告の費用の相場
インスタ広告の費用相場は、月額3~10万円程度であると言われています。出稿そのものは1日100円から始められるものの、効果的に広告を運用するためには、ある程度の予算を確保するとよいでしょう。
大きなイベントを控えているときや、ブランド認知を一気に高めたい場合には、月額10~30万円前後を広告に使う企業も少なくないようです。インスタ広告には4つの課金形態があり、費用の相場もそれぞれ異なるので、詳しく解説していきます。
インプレッション課金(CPM)
インプレッションとは、投稿が表示された回数のことで、表示回数に応じて課金する仕組みになっています。広告が1,000回表示されるごとに費用が発生し、その費用はインプレッション単価、もしくは「Cost Per Mile」の頭文字を取ってCPMと呼ばれます。他の課金方法に比べると安価に出稿できるため、ブランドや商品の認知度向上に活用されています。
インプレッション課金の相場:1,000インプレッションあたり500~3,000円程度、表示1回あたり0.5~3円程度
クリック課金(CPC)
クリック課金は、広告がクリックされた回数に応じて課金する仕組みで、CPC(Cost Per Click)とも呼ばれます。インプレッションが多くても、クリックされなければ費用がかからないのが特徴です。自社サイトへ誘導したいときや商品の販売を増やしたいときにおすすめです。
クリック課金の相場:1クリックあたり40~100円程度
再生数課金(CPV)
再生数課金は、動画が再生された回数に応じて課金する仕組みで、CPV(Cost Per View)とも呼ばれます。動画広告が10秒以上視聴された場合にのみ費用が発生するため、興味を持って動画を視聴したユーザーに絞って費用を使うことができます。
再生数課金の相場:1再生あたり4~10円程度
アプリインストール課金(CPI)
アプリインストール課金は、CPI(Cost Per Install)とも呼ばれ、広告を通してアプリがインストールされた場合に費用が発生する課金方法です。アプリがインストールされなければ費用はかからず、販売数を把握できることから、広告の効果測定もしやすいというメリットがあります。1インストールあたりの価格は高いものの、有料アプリの広告を出稿をしている場合は売上も発生するため、費用に応じたリターンが期待できます。
アプリインストール課金の相場:1インストールあたり100~250円程度
ここで紹介した費用相場は、自社でインスタ広告を運営した場合の料金です。広告代理店やコンサルタントなどを通して広告運用を行う場合は、自社で運用する手間が省け、ノウハウと知識を活かした広告運用ができる反面、追加でコストがかかってきます。
Instagram広告の目的6つ
インスタ広告を配信するにあたって、達成したい目的(ビジネスゴール)を一覧から選ぶ必要があります。ビジネスゴールに合った目的を設定することで、期待通りの広告効果を得やすくなります。インスタ広告を配信する目的には、以下の6つがあります。
1. 認知度
ブランドや商品・サービス、ビジネスの認知度を高めるのに効果的です。インスタ広告を通して、ターゲットユーザーへのリーチ拡大や動画再生数の増加、来店数の増加を目指すことができます。対象となる広告の種類は、写真広告、動画広告、カルーセル広告、スライドショー広告とストーリーズ広告です。起業したばかりの方やビジネスの路線を変更した場合、新たな市場に参入する場合に適しています。また、潜在顧客の獲得を目指す際にも活用できます。
2. トラフィック
自社のウェブサイトやEコマースサイト、会員登録ページなど、特定のサイトやページへのトラフィック(遷移)を増やしたいときに役立ちます。外部サイトだけでなく、FacebookのページやInstagramのショップ、アプリへの誘導も可能です。期間限定セールや限定販売、イベントを開催する際に、該当ページにユーザーを誘導できます。広告をクリックしてもらいやすいユーザーに配信されるのが特徴です。
3. エンゲージメント
エンゲージメント(ユーザーからのいいね!やシェア、コメント)を増やすのに効果的です。エンゲージメントが増えると、より多くの人に興味を持ってもらいやすくなり、動画の再生数アップにもつながるため、インフルエンサーとのコラボ投稿やイベント開催時に活用できます。
4. リード
リードを目的とした広告では、フォームを通じて、自社商品やサービスに関心があるユーザーの名前やメールアドレスなどの連絡先情報を取得することができます。メルマガの登録ボタンや資料のダウンロードボタンをクリックすると、フォームが開くように設定できます。
インスタのインスタントフォームを使えば、外部サイトにランディングページやフォームなどを作成する必要がなく、インスタ上で完結させることが可能になります。潜在顧客の情報を取得することで、その後のメールマーケティングにも活かすことができます。
5. アプリの宣伝
アプリの宣伝を目的としたインスタ広告では、アプリのインストール数を増やしたり、アプリ内で特定の行動を促したい場合に有効です。スマホユーザー向けに新規リリースしたアプリを広めたいときや、アプリの新機能を試してもらいたい場合におすすめです。
6. 売上
売上を目的に設定すると、自社商品やサービスを購入する可能性のあるユーザーを見つけやすくなり、売上アップにつなげることができます。ECサイト管理者におすすめの選択肢の一つです。
インスタ広告の出稿を検討している方は、まずゴールを設定し、適切な目的を選択しておくことをおすすめします。また、ビジネスの成長に応じて目的を変更することも可能なので、定期的に見直すことも大切です。
Instagram広告の出し方
1. Instagramのプロアカウントに切り替える
インスタ広告を出稿するには、まずアカウントをプロアカウント(ビジネスアカウント)に切り替えが必要です。ビジネスアカウントに切り替えるには、プロフィール画面の右上のメニューをタップし、「設定とプライバシー」を選択します。「アカウントの種類とツール」から「プロアカウントに切り替える」をタップし、アカウントに当てはまるカテゴリを選択します。最後に、ビジネスの種類に応じて、「ビジネス」か「クリエイター」を選ぶと、切り替えは完了です。プロフィールに関する各項目の情報がすべて記載されていないと、インサイト機能を使用できないので、プロフィール情報の入力を済ませておきましょう。
2. 任意でMeta広告アカウントとインスタアカウントをリンクさせる
インスタだけではなく、Facebook上でも広告を出稿する予定がある場合は、Meta広告アカウントと接続することをおすすめします。以前は、Meta広告アカウントとリンクさせなければインスタ広告を使用できませんでしたが、現在は任意となっています。
Meta広告アカウントとインスタアカウントをリンクさせる手順
- インスタのプロフィール画面から右上のハンバーガーメニューをタップします。
- プロフィールタイプに応じて、「ビジネスツールと管理」または「クリエイターツールとコントロール」を選択します。
- 「広告の支払い」を選択します。
- 「Facebookアカウントを使った新しい支払い方法を追加」をタップします。
- 使用するMeta広告アカウントを確認し、「次へ」を選択します。
3. 広告の目標とAdvantage + クリエイティブのオン/オフ、表示するボタンを選ぶ
広告の目標を「問い合わせを増やす」「プロフィールへのアクセスを増やす」「ウェブサイトへのアクセスを増やす」の3つから選択します。Meta広告アカウントとインスタアカウントをリンクさせている場合は、Advantage + クリエイティブ(広告のフォーマットやリンクなどをユーザーの反応を考慮しながら最適化する機能)のオン/オフを切り替えることができます。
その後、「詳しくはこちら」「購入する」「予約する」「登録する」「Instagramプロフィールを見る」の中から適したボタンを選択しましょう。
4. 特別な広告カテゴリのオン/オフを選択する
出稿する広告のカテゴリが「信用」「雇用」「住宅」「社会問題、選挙または政治関連」に該当する場合は広告カテゴリを選択します。
5. オーディエンス設定を行う
初期設定では、オーディエンス設定は自動になっています。ターゲット設定を直接行いたい場合は、「カスタムオーディエンスを作成」をクリックし、ターゲット層の地域や興味・関心、年齢、性別などの情報を入力してください。
6. 予算と広告掲載期間を設定し、支払い方法を追加する
掲載開始日時と終了日、1日の予算を設定してください。予算に応じた1日あたりのリーチ数やクリック数の推定値が表示されるので、予算を決める際の参考になります。これらの設定が終わったら、支払い方法を追加して、広告を出稿することができます。
Instagram広告のメリット6つ
低価格から広告を出稿できる
インスタ広告は1日100円から出稿できるため、高額な広告費を捻出できない個人事業主や中小企業も気軽に出稿できます。また1日の予算に応じて推定されるリーチ数やクリック数も表示されるので、予算を決める際の目安にすることができます。
成果がすぐに出やすい
インスタ広告は、配信直後からインプレッションやエンゲージメントが発生しやすく、効果がすぐに出やすいという特徴があります。通常のSNS運用では、フォロワーを増やせるように魅力的な投稿を続けるなど、継続的な努力が必要になりますが、インスタ広告を活用することで、効果的に認知度を高めて、フォロワー数を増やすことができます。
幅広いユーザーに見てもらえる
若年層と女性ユーザーが多いインスタですが、近年では利用者層が増えており、幅広い年代や属性のユーザーに見てもらえるSNSへと成長を遂げています。今後も利用者数が増えることが予想されており、インスタ広告を通して幅広いユーザー層にリーチすることができます。
ターゲットユーザーを狙いやすい
Meta広告アカウントとインスタアカウントを紐づけることで、インスタのユーザーデータに加えて、Facebookの情報も活用することができ、より精度の高いターゲティングが可能になります。ターゲットユーザーに広告を閲覧してもらいやすくなり、広告の費用対効果を高めることができます。
広告感が出にくい
インスタ広告はフィードやリール、ストーリーズなど、ユーザーが普段見ている広告と同じ形式で配信されるため、違和感なく見てもらうことができます。広告感の強い投稿に抵抗感を覚えるユーザーも少なくないので、通常の投稿と馴染むインスタ広告の強みと言えるでしょう。インスタ広告の内容を気に入ってもらえると、シェアによる拡散も期待できます。
予算や広告の目的を運用しながら変更できる
広告を運用をしていくなかで、広告掲載の目標が変わったり、予算が増減することは珍しくありません。インスタ広告であれば、運用しながら予算を調整することができるので、パフォーマンスを分析しながら改善を重ねられます。予算だけでなく、写真広告やカルーセル広告など、広告の種類を変更することも可能です。変化するニーズに応じて柔軟に運用できるのもメリットの一つです。
Instagram広告を出すときのコツ
インスタ映えを意識する
広告を制作する際には、ビジュアルにこだわって、ユーザーの目をひけるような画像や動画を使うように心がけましょう。見た目のインパクトでシェアやいいねが得られたり、広告をきっかけにファンユーザーの獲得につながることもあります。画像や動画のイメージを大切にしつつ、文章で訴えたい内容がある場合には短く簡潔に記載しましょう。インスタ映えする広告を出稿するためにも、人気インフルエンサーやターゲットユーザーの注目を集めているアカウントを参考にしてみてください。
ハッシュタグを活用する
インスタ広告において、キャプションやスタンプでのハッシュタグの活用は有効です。独自のハッシュタグを使うことで、ブランディングがしやすくなり、コミュニティを形成できたり、ハッシュタグキャンペーンを通じてターゲットユーザーのエンゲージメントを増やしたりとが可能です。
ターゲットユーザーを絞り込みすぎない
細かなターゲット設定ができる場合は、ターゲット層の絞り込みすぎに注意しましょう。ターゲットユーザーを絞って広告を配信することは効果的ですが、絞り込みすぎると広告が潜在顧客に届かない可能性があり、かえって機会を逃すことになります。ターゲティングを行う際には、インスタ広告の自動機能も活用してみてください。
インサイト機能を活用して分析と改善を行う
インスタのプロアカウントで利用できるインサイト機能を使って広告のパフォーマンスを分析し、改善策を講じて、より効果的な広告配信を目指しましょう。インサイト機能では、投稿にリーチしたアカウント数やアクションを起こしたアカウント数、インプレッションなどのデータを確認できます。広告を配信する度に分析と改善を繰り返すことで、広告運用を通じた集客や売上増加、認知度向上を図ることができます。
まとめ
インスタ広告は、画像や動画形式の広告をインスタに掲載することで、商品・サービスの販売を促進し、ビジネスを宣伝できるサービスです。ブランドの認知度向上や店舗・サイトへの集客、イベント告知に広く活用されています。
インスタ広告は低予算から出稿が可能で、高額な広告費用を用意できない個人事業主や中小企業も気軽に利用することができます。大企業にとっても、手軽にすばやく認知度を高めたり、売上増加を狙えたりするなどメリットが多く、ビジネスを行う人にとって重要なツールの一つとなっています。
インスタ広告を出稿する際には、インスタ映えを意識したり、ハッシュタグを活用することで、より効果的に集客し、売上増加を目指せます。出稿した広告のデータを確認できるインサイト機能を使って、ユーザーへのリーチ数やインプレッション、販売数などを定期的に確認することをおすすめします。これらのデータを分析し、改善策を講じることで、次回以降の広告配信に役立てることができます。インスタ広告配信を検討している方は、今回の記事を参考にインスタ広告を始めてみてはいかがでしょうか。
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Instagram広告に関するよくある質問
Instagram広告にかかる費用の目安は?
インスタ広告の費用相場は、月額3~10万円程度と言われています。課金形態別の費用の相場は以下のとおりです。
- インプレッション課金の相場:1,000インプレッションあたり500~3,000円程度、表示1回あたり0.5~3円程度
- クリック課金の相場:1クリックあたり40~100円程度
- 再生数課金の相場:1再生あたり4~10円程度
- アプリインストール課金の相場:1インストールあたり100~250円程度
Instagram広告は支払う価値がある?
インスタグラムは全世代で利用率が増加しているSNSで、多くのユーザーにリーチできることから、支払う価値がある広告と言えるでしょう。精度の高いターゲティングも可能で、他のメディアではリーチすることができない潜在顧客にアピールできる可能性があります。
Instagram広告を出すにはFacebookアカウントが必要?
Facebookアカウントがなくても、インスタ広告を出稿できますが、Meta広告アカウントとインスタアカウントを紐づけて広告配信を行うことで、Facebookのデータも活かすことができます。そのため、ターゲットユーザーにリーチしやすくなるというメリットがあります。
文:Masumi Murakami イラスト:Rachel Tunstall