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失敗した経営を立て直す方法:ヒントと実例

ビジネスの低迷は「終わり」ではなく、「始まり」を意味します。

失敗から学び、新たなスタートを切ることで、あなたのビジネスを再構築するチャンスを与えてくれるからです。

注意深く見てみると、ビジネスが行き詰まる数ヶ月前にはいくつかの兆候が現れていたはずです。成長が止まっていたり、キャッシュフローが把握できなくなっていたり、革新性や優位性を保てなくなっていることなどがその一例です。

経営者のほとんどはビジネスを救うために真っ先にコスト削減に手を付けますが、それは避けられない事態がくるのをほんの少し遅らせるだけです。瀕死の状態のビジネスに新たな命を吹き込むために必要なのは、ビジネスを活性化させることです。

この記事では、不振にあえぐビジネスを成功への軌道に戻すためのヒントをご紹介します。

中小企業が失敗するきっかけ

AdvisorSmith社(英語)の調査によると、中小企業の22%が最初の1年以内に、32%が最初の2年以内に、40%が最初の3年以内に倒産しています。また、最初の5年以内に半数の中小企業が失敗に終わり、10年以内に3分の2の中小企業が廃業に追い込まれています。では、その主な理由は何でしょうか?

財務状況の把握不足 

中小企業が失敗する主な理由の1つは、資金や資本の不足です。駆け出しの経営者(英語)でも、ビジネスを行う際に必要となる支出についてはしっかり把握しています。

  • 給料 
  • 消耗品
  • 家賃
  • 光熱費
  • ベンダーへの支払い 

しかし、彼らは利益を出すための商品価格の設定方法をきちんと理解していないことが多いのです。キャッシュフローと利益に注意を払わないことは、多くの起業家が犯す共通の間違い(英語)です。ビジネスを立ち上げ、継続するためには多くの費用がかかります。

私たちの調査(英語)では、中小企業は事業を始めた最初の1年間だけで平均4万ドル(約450万円)を費やしています。それは次のようなものに費やされます。

利益率が低く、手元の現金が少ないビジネスは当然ながら失敗する確率が高くなります。なぜなら、ビジネスにつきものの事業中断に耐える余力がなく、事業拡大のために必要な営業やマーケティングに投資したり、適切な人材を採用することができないからです。

ビジネスプランの不在 

ビジネスプラン(事業計画書)は、資金調達やビジネスの成長を目指す起業家のためだけのものではありません。いいビジネスプランは戦略を明確にし、潜在的なリスクをあぶり出し、必要となるリソースを特定し、ビジネスチャンスを発掘・評価するのに役立ちます。

ビジネスプランには以下のものが含まれます。

  • 事業概要 
  • 競合他社や市場の分析 
  • ビジネスモデルとオペレーションプラン(業務計画)
  • マーケティングプラン 
  • 財務計画 
  • 商品やサービスの内容 

すべての経営者がビジネスプランを持って開業するわけではありません。起業するとなるとやるべきことが山のように出てくるので、多岐にわたる計画書を作成するのは大変なことのように思えるかもしれません。しかし、ビジネスを立ち上げる前にしっかりとした計画を立てていないビジネスは失敗する可能性が高いです。スタートアップ企業の42%は市場の需要(英語)がないことが原因で失敗していますが、これはビジネスを始める前に簡単な市場分析を行えばある程度回避できることです。

私たちにはマーケティングの経験はありましたが、オペレーション・財務・生産・技術など、ファッション関連のECビジネスを運営するために必要な他の機能についてはあまり知識がありませんでした。ビジネスプランを作成することで未知の部分を明確にし、サポートが必要な部分や、自分たちで最低限スキルアップしなければならない部分を簡単に見つけることができました

一番の利点はビジネスプランがいつでも作成可能であることです。もしあなたのビジネスがうまくいっていないのであれば、今こそ一歩下がってアイデアやマーケティングを再評価し、戦術の裏にある戦略を理解すべきです。

ビジネスプランを作成することで業界や競合他社についての理解が深まります。また、お客様に商品を提供する前にビジネスモデルを固めることで収益源が明確になり、先を見越した計画を立てることができます。このように、ビジネスプランの作成はビジネスを長期的に維持するために非常に重要なのです。

マネジメント人材の不足

起業家やクリエイターの多くは、それがキャンドル作りであれ人助けであれ、はたまたオンラインでの楽しいコンテンツ作りであれ、何かに夢中になってビジネスを始めます。人材管理やオペレーションに情熱を持ってビジネスを始める人はまれです。

最初の数年間は、起業家自身が唯一のマネジメント層であることが多いです。もしこれまでに人材マネジメントの経験がなければ、従業員を雇用、育成、管理することは困難でしょう。SurveyMonkeyの世論調査では、中小企業の52%(英語)にとって労働力の質を確保することが最大の課題であることが浮き彫りになっています。

優秀なマネージャーがいなければ、財務・採用・マーケティングなど、ビジネスの重要な側面を適切に管理することは難しいでしょう。もし不安があるのならば、あなた自身の欠点を補うためにも外部にサポートを求めることも大切です。

マーケティングプランの欠落

経営者の多くは、自分の会社のマーケティング要求に応える準備ができていません。実際、350人の中小企業経営者を対象にした調査(英語)によると、50%の企業がマーケティングプランをまったく持っていないという結果が出ています。マーケティングプランがない場合、必要となる費用を見積もったり、オーディエンスへのリーチやコンバージョンの目標を定めたりすることが難しくなります。予算の設定や中長期的なマーケティング計画を立てるうえでも、マーケティングプランは重要な役割を果たします。

マーケティングプランが明文化されている企業は、成功する確率が313%も高くなると報告されています

なお、中小企業ではお客様のニーズを正しく把握できていないケースもよく見受けられます。彼らはクリエイターであることが多く、商品が完成してから顧客を探し始めるのです。たとえあなたの狙うニッチ市場に十分な需要があったとしても、理想的なお客様像を知らなければ、商品を販売するのは難しいでしょう。

スタートアップステージのビジネスにとって、マーケティングは非常に重要です。基本的なマーケティング戦略を理解し、それをどのように自分のビジネスに適用するかを理解していなければ、成功するキャンペーンを展開することは難しいでしょう。

経営に行き詰ったビジネスを立て直すための10のステップ

1. マインドセットを調整する

成功に秘訣などありません。あなたのビジネスを成功に導く要因はさまざまです。確かに献身的な努力は必要ですが、成功を収めるためには24時間365日努力すること以上に大切なことがあります。それは前向きな思考を身につけることで、これにより成功への道を歩み続けることができます。

こう書くと怪しげで非科学的な話に聞こえるかもしれません。しかし、最近の脳科学の研究(英語)では、私たちの行動は意図や動機、あるいは本質的な価値によって引き起こされることがわかっています。グロース・マインドセットとは、「人間の基本的資質は努力しだいで伸ばすことができる」という信念です。このマインドセットを持つ人は、挫折を学習プロセスの一部と考え、やる気を高めて「立ち直る」ことができます。

グロース・マインドセットを身につけるには以下を意識してみましょう。

  • 失敗から学ぶ。ビジネスには失敗がつきものです。著者は3つのビジネスを一から立ち上げましたが、決して平坦な道のりではありませんでした。失敗は成功のもとです。たとえ失敗したと思っても、すぐにその考えを払拭しましょう。自分のビジネスでなにが起きたのかを冷静に見つめ、今後なにを変えるべきかを考えましょう。
  • 柔軟性を保つ。何事も計画通りに進まないことがあります。臨機応変に対応できるようになれば、さまざまなビジネス上の障害を乗り越えることができます。困ったときには同じような状況を経験したことのある友人や同僚に相談してみましょう。Twitterも他の起業家と出会い、問題解決のためにつながることができる素晴らしい場所です。
  • 自分を鼓舞する。自分のための時間を作ることを忘れないでください。ビジネスがうまくいっていないときは、自分を酷使してしまいがちです。終わりのない仕事はあなたを疲弊させ、辞めたいと思わせます。毎日自分の心が躍ることができる時間を確保ください。好きな本や雑誌を読んだり、料理をしたり、ハイキングをしたり、音楽を聴いたり、ボランティア活動をしたり......ビジネスから離れて、自分のモチベーションを高められることならなんでもいいのです。

起業して11年になりますが、起業とは揺るぎない使命感を持ち続けることだと学びました。思っていたよりも2倍の時間がかかり、予算よりもはるかに多くの費用がかかり、今までに経験したことのないような困難に直面するかもしれませんが、諦めずに全力で取り組めば、一生に一度の旅になると信じています

努力が大切なのは確かですが、目標達成のためには屈強でポジティブなマインドセットでいることの方がもっと大切です。上記のヒントを参考に健康でバランスのとれた心を手に入れて、困難な時期を乗り切りましょう。

2. 目標を設定する

    マインドセットが整ったところで、いよいよビジネスを好転させるための努力を始めましょう。目標を設定することで集中力を高め、活動の勢いを維持することができます。何もかもがうまくいかないと感じているときこそ、目標は目指すゴールに到達するのに役立ちます。

    目標設定は、モチベーションや自尊心、自信の向上につながります(英語)。また、目標設定と成功の間には強い関連性があるという研究結果(英語)もあります。

    まずは小さなステップから始めましょう。大きな目標を設定しても、達成できなければがっかりしてしまいます。大きな目標につながる一連の小さな目標を立てることがポイントです。小さな目標はこまめに設定し、達成したら自分にご褒美をあげるようにしましょう。

    もしあなたの大きな目標が「メールマーケティングリストに200人の登録者を獲得すること」だとしたら、次のような小さな目標を設定することができます。

    • 無料のメールマーケティングソフトに登録する
    • メールリスト登録用のランディングページを作成する
    • メールキャンペーンを作成する 
    • ウェブサイトやSNSでメールリストを宣伝する

    目標を設定・達成するための自分なりの手法を確立できていない場合は、『目標を設定・管理・達成するための便利ツール40選』(英語)を読んで、自分の目標を設定してみましょう。

    3. 顧客離れの原因を探る

      お客様が複数の企業や商品を比較して回るのはよくあることです。データによると、消費者の4分の3以上(英語)が2020年4月以降に購買パターンを変えており、新しいブランドや商品に乗り換えることへのハードルがますます下がってきています。別の調査でも、対象者の79%(英語)が常に他のオプションに目を向けていることが判明しています。

      お客様があなたのビジネスから離れていく理由はきちんと把握できていますか?あなたが気づいていない以下のような問題があったのかもしれません。

      • カスタマーサービスの質の低さ 
      • 商品が期待に応えられなかった
      • あなたの価値を証明できなかった
      • 営業方法が強引すぎた

      こうした不満を吸い上げるために、お客様と一緒にフィードバックシステムを構築しましょう。「Customer Feedback Surveys」や「Fuzzy Surveys」のようなアプリを使ってレビューを収集し、お客様が本当に望んでいることを理解できるようにしましょう。集まったデータは、売上とロイヤリティを向上させるため、またより良い商品やマーケティング戦略を生み出すのに役立ちます。

      4. ターゲットオーディエンスを理解する

        ターゲットオーディエンスは、マーケティングや広告活動の対象となる人たちのグループのことです。あなたは自分のターゲットが誰なのかをきちんと把握できていますか?ターゲット層を特定することは、新規顧客の開拓を容易にし、より質の高い購買者をウェブサイトに呼び込むことにつながるので、結果的に売上を伸ばすために重要です。

        化粧品ブランドのSUGARは、ターゲットオーディエンスを明確にするのに3年かかりました。創業者のVineeta Singhは、Shopify Mastersのエピソード(英語)の中で、「2012年から2015年にかけてECビジネスを展開していたとき、理想のヌードカラーや赤の口紅を見つけられないミレニアル世代の女性がたくさんいることに気づきました」と語っています。「たとえば白人の肌にはぴったりなのに、インド人の深い肌色には合わない色がたくさんあったのです」。

        その気付きから、SUGARは自分たちの商品の購買層を特定しました。

        • 20歳から27歳までのインド人女性
        • 大都市圏に住んでいる
        • デジタルコンテンツを多く利用している
        • グローバルなトレンドに刺激を受ける
        • トレンドをインド風にアレンジしてほしい

        そして最初のベストセラー商品であるリキッドルージュを開発しました。この口紅は非常に長持ちするため、インドの湿度の高い暑い気候とも相性がよく、ブランドのターゲットオーディエンスが求めるものと一致しました。1つのネットストアから始まったSUGARは、10,000以上の小売店との接点を持つようになり、シリーズCの開発に向け2,100万ドル(約24億)以上の資金を調達するなど、化粧品業界のゲームチェンジャー的存在となりました。

        あなたのターゲットオーディエンスを理解するためには、『理想のお客様を見つけよう:ターゲットとなるお客様を定義してリーチする方法』(英語)をご覧ください。

        5. SWOT分析を行う

          もしあなたのビジネスが苦境に立たされているのなら、今こそ一歩下がって広い視野で物事を見るべきです。そのためにもSWOT分析(強み、弱み、機会、脅威)を行うことが必要になります。SWOT分析は自分のビジネスをさまざまな角度から見ることを促し、今後のパフォーマンスを見極めるためのヒントを示してくれることでしょう。

          強みと弱みは内部要因、つまり自分でコントロールできるものです。たとえば、評判、パートナーシップ、知的財産、従業員などが該当します。機会と脅威は通常自分ではコントロールできないもので、競合他社、経済、市場規模、トレンド、サプライヤーの問題などを指します。

          SWOT分析は、あなたのビジネスを軌道に乗せるのに役立ちます。問題点を特定し、変更や改善に取り組み、正しい判断を下すことで成功するビジネスを生み出すことができます。

          詳しくは無料テンプレート付きの『SWOT分析:あなたのビジネスの優位性を見つける方法』(英語) をお読みください。

          6. 財務状況を正しく把握する

            経営者にとって、財務に関する問題は数多く存在します。キャッシュフローの悪化、財務レポートの不正確さ、離職率の高さ、負債などは問題のほんの一部に過ぎません。

            お金にまつわる問題であれば、支出とキャッシュフローの状況を確認する必要があります。タイムリーに実態を把握するためには、月単位ではなく週単位で財務状況を確認するとよいでしょう。財務上の問題を早期に発見することは、問題が深刻化するのを防ぎ、あなたのビジネスを維持することにつながります。

            私の最大の失敗は、自分の財務に全く注意を払わなかったことだと思います。借金をしたことで、私は多くのことを学びました。私は自分のビジネスを守るために戦いたいと思っていることに気づきました。諦めるつもりはありませんでした。最終的には、より良いビジネスパーソンになることができました。今では財務にこだわりを持ち、二度と無視することはありません

            一般的な財務上の課題には次のようなものがあります。

            • キャッシュフローが回らない 
            • 予算が組めない
            • 予期せぬ出費がかさむ
            • 負債が多すぎる
            • 税務コンプライアンスの不備
            • プライベートとビジネスの財務の混在
            • 財務レポート上の見落とし・報告漏れ

            帳簿を正しく管理するために、以下の記事を参考にしてみてください。会計上の問題を解決し、より生産性の高いビジネスを実現するためのヒントとして活用ください。

            7. 必要に応じて資金を調達する

              運転資金の不足はあらゆる規模のビジネスが抱える課題ですが、リソースが限られている中小企業にとっては存続にかかわる問題です。請求書の支払いや昼食のための現金が手元にあるのはいいことですが、十分な資本がないと雇用や在庫の補充、マーケティングキャンペーンの展開、新商品の開発などができなくなります。

              このような問題を解決するためには、中長期的な予算を立て、必要となる前に資金調達の方法を調査し、運転資金を確保する必要があります。

              Shopify Capitalは、迅速かつ簡単に資金を調達できる方法の一つです。膨大な量の申請書や長い信用調査プロセスはなく、オファーを受けてから数日で資金を調達することができます。さらにあなたのビジネスに合った支払い方法で、売上から返済することができます。

              私はShopify Capitalの返済システムの柔軟性がとても気に入っています。繁忙期は多めに返済し、ビジネスがゆっくりな時は少なめに返済しています

              資金の調達ができれば、以下のようなことも可能となります。

              • 新しい従業員を雇う
              • 専門のコンサルタントを雇う 
              • 季節性のセールに備えて在庫を確保する
              • 大量の商品を割引価格で購入する
              • 新しい素材の発注
              • マーケティングキャンペーンの展開 

              Shopify Capitalから資金を受け取った後、翌日にはその資金をマーケティングに使うことができました

              Riaz Surti、Hearthy Foods

              8. 戦略変更で事業を転換する

                ピボット(戦略変更)は簡単そうに聞こえますが、ビジネスによってさまざまな意味を持つ奥深い戦略です。ある人にとってはビジネスモデルの変更を意味するかもしれませんし、ある人にとっては全く異なる業種への転換やターゲット顧客の変更を意味するかもしれません。たとえばアコースティックギターを弾く人に売れると思っていた商品が、実際にはピアノを弾く人向けに展開した方が売れる可能性が高いといったケースなど。

                あるいは全く別の商品を販売する必要があるかもしれません。このようなことが起こる原因は、ビジネスを立ち上げる前にアイデアや商品をきちんと検証(英語)していなかったからです。なにがうまくいっていて、なにがうまくいっていないのかを綿密に分析し、思い切った路線変更を検討する必要があります。

                iHeartRaves社の場合、ピボットはCOVID-19のパンデミックの結果でした。「音楽フェスの参加者にファッションアイテムを販売している当社のネットストアは非常に厳しい状況に置かれていました。というのも、これらのイベントは全国および世界中でキャンセルまたは延期されたからです。」と創設者のBrian Limは言います。「私たちは数年前から不況に備える準備をしていたので、収益が大きく落ち込んでも大丈夫なように現金を用意していました。しかし、金融危機にパンデミックまで重なることは想定していませんでした。」

                iHeartRavesは、いくつかの異なる方法でピボットを行いました。

                1. 他の用途(ランジェリーやルームウェアなど)の洋服にマーケティング活動をシフト
                2. フェイスマスクのデザインも開始


                ブライアンは次のように述べています。「もしあなたのビジネスが苦境に立たされているなら、この不確実な時代にどうやってピボットするかを真剣に考えてみてください。ピボットすることで嵐を乗り切り、状況が正常に戻るまでビジネスを維持することができます。このようなピボットは、永続的な収益源になる可能性があります。COVID-19が落ち着いても、私たちのマスクは、汚れやほこり、風や太陽から顔を守り、同時にファッショナブルであるため、フェスの来場者に購入され、使用されることでしょう。」

                9. マーケティングに投資する

                  この段階まできた時点で、あなたはビジネスを立て直すための基盤を手に入れているはずです。顧客層を把握し、銀行には資金があり、情報を発信する準備もできています。理想とするお客様を獲得するためには、ターゲット顧客を惹きつけ、魅了して繋ぎとめるためのマーケティング活動を展開する必要があります。

                  SNSを活用すれば、少ない予算でも多くの人にあなたのビジネスを知ってもらうことができます。

                  シリアルアントレプレナー(連続起業家)でビジネスコーチでもあるHenry Chenは、オンラインでのプロモーションに動画マーケティングを活用することを強く推奨しています。「一貫性のある普遍的なコンテンツを、特に検索可能なYouTube動画で作ることをおすすめします。」

                  たとえ登録者数がゼロで、YouTubeのコンテンツを作った経験がなくても、動画に出演することで潜在的な顧客や一緒に仕事をしたいと思っているパートナーからの信頼を得ることができます

                  Henry Chen

                  さらに、「それぞれの動画で、単純だけれどもよくある重要な問題を1つか2つ解決することに集中しましょう。あなたが無料で提供した情報の価値を見て、視聴者があなたとビジネスをしたくなる可能性が高くなります。普遍的なので、あなたの動画は数ヶ月、数年先まで通用します」と彼は付け加えています。

                  10. 行動を起こす

                    あなたのビジネスが瀕死の状態にあるのなら、積極的に行動する必要があります。じっと座ってなにかが起こるのを待ってから行動を起こすのではいけません。事態がこれ以上悪化しないよう、予防的にアクションをとるだけでなく、目に見える問題を解決するために積極的に行動しましょう。

                    起業家にとって、なにかを好転させることができたときほど嬉しいことはありません。起業家は誰でも困難に直面しますが、ビジネスの失敗はその一つに過ぎません。努力したにもかかわらず事業が失敗したとしても、それは学びの機会と捉えてください。あなたの前にも多くの起業家が、成功を収める前に幾度となく失敗してきています。「終わり良ければ総て良し」です。

                    経営に行き詰ったビジネスを立て直した3つの実例

                    「年間売上が280万ドルからゼロに激減」

                    Michael Alexis、TeamBuilding社CEO

                    COVIDが発生したとき、私たちの美術館ツアー会社の売上は年間280万ドル(約3.2億円)からゼロになってしまいました。問い合わせは途絶え、すべてのお客様から予約キャンセルの連絡がきて、将来は非常に暗いものとなりました。

                    しかし、私たちは「バーチャルチームビルディング」というサービスに目をつけ、24時間以内にブランドを刷新し、今までとはまったく異なる商品の販売を始めました。初日に最初のお客さまを獲得し、年内にはApple、Amazon、Google、NASAなど数千社のお客さまを獲得することに成功しました。

                    苦戦している経営者への私のアドバイスは、今あるものをすべて捨て、戦略変更をすることを恐れないで、ということです。私たちの場合は、前のビジネスで築き上げた顧客リストや、配信していたブログ記事によってもたらされたトラフィックなど、価値のあるものを有効活用しました。また、従業員の多くは新しい会社でも引き続き働いてくれています。

                    現在のビジネスでうまくいっている部分を見極めることで、残りの部分を削ぎ落とし、チームをより成功する可能性のあるビジネスチャンスに振り向けることができます。

                    「マーケティングは常に目標が変化するものです」

                    Daniel Stafford、Eコマース広告代理店Shopanova社の創業者

                    The Bookish Shopは、新作・予約商品・ベストセラー・受賞作品などの本をセレクトして毎月お客様の元へ届ける定期購読サービスを提供しています。お客様の個人的な読書習慣や希望に応じていくつかの異なるオプションを用意していますが、その中でも特にヤングアダルト層が積極的に読書に親しむことを大切にしています。

                    Bookish Shopは、すでに熱心な読書家である人たちには読書を続けることを促すプラットフォームを提供する一方、常に新しい読者も募っています。

                    ビジネスには時間をかけたり、繰り返す中で改善できることがたくさんありますが、マーケティングは常に目標が変化するものです。Bookish Shopは売上が月を追うごとに下がってきており、ブロガーから起業家に転身したJustine Woodsは、現状のポジショニング戦略ではビジネスを維持することも、彼女の目指す方向へ拡大することもできないと感じていました。

                    私たちの最初の監査では、Bookish Shopに2つの大きな改善ポイントがあることがわかりました。1つ目は、最初のタッチポイントからリピート購入になってもらうまで、見込み客を導く一貫したセールスファネルが存在しなかったことです。このフレームワークを早急に構築することが最優先課題となりました。

                    2つ目の改善ポイントは、すでに確定している新刊のリリースに合わせて広告コンテンツを充実させること、新たに構築したセールスファネルにこうした魅力的なコンテンツを満たすことで相乗効果を期待できました。

                    ビジネスを開始して5年半の時点でBookish Shopのアクティブな購読者は約1,500人でしたが、一緒に戦略の見直しを行った後は購読者数があっという間に7,000人に増え、今も成長を続けています。

                    これらのマーケティング戦略を通して、The Bookish Shopは次のような結果を得ました。

                    売上の伸び: 499%

                    ウェブサイトの訪問者数: 162%

                    リピーター率: 76%

                    私たちがブランドに対して行う最も重要なアドバイスは、ビジネス開発に注力すべき、ということです。これからの時代に成功するブランドは、将来に備えることのできるバランスのとれた企業だと考えています。自分たちの欠点がどこにあるかをきちんと考えることが必要です。

                    「2020年5月に廃業する寸前でした」

                    Amber Swenor、ブランド戦略コンサル会社Soul Seed社の創設者

                    ウィスコンシン州モノナにある「Rosie’s Café」は、2020年5月に廃業する寸前でした。

                    オーナーのCosmas Skaife(通称”Coz”) は、最後の1,500ドルを私のビジネスコーチングクラスに投資してくれました。彼女は周りの反対を押し切ってコーチングクラスに参加したわけですが、このクラスが彼女のビジネスを救い、人生を変えたと公表してくれています。

                    私は、Cozが自身の情熱、ビジネスのポジショニング、そして利益に集中できるように手助けをしました。

                    テイクアウトの注文を増やすことを心配するのではなく、自分たちが最も情熱を持っていること、他とは違うユニークなこと、そして多くの利益があることに集中するように勧めたのです。彼女のベーカリーの場合、それは一から手作りした巨大なシナモンロールでした。

                    彼女はブランデーオールドファッション、アップルパイ、オレオエクスプロージョン、キャンディーコーンなど、個性的なフレーバーのシナモンロールを開発し、週ごとに売り出す味を変えてみたところ、毎週完売するようになったのです。

                    その後、私たちはカフェのウェブサイトを構築し、オンラインでの活動を開始しました。今はSNSの運営、求人情報の作成と掲載、Eメールマーケティング、デジタルマーケティング戦略、PRなども担っています。

                    2020年はRosie's Cafeにとって挑戦の年でしたが、Amberはいくつかの大きな勝利を手にしたと報告してくれました。

                    • 過去3四半期連続で最高収益を達成
                    • 過去6ヶ月間で、日中と週中の最高売上記録を3回更新
                    • スタッフに昇給を実施
                    • ベーカリーを特集するメジャーなテレビ番組からの引き合い殺到

                    ビジネスの失敗から学ぶ

                    自分のビジネスがうまくいっていないことを認識することが最初のステップです。資金が尽きて廃業に追い込まれるのを避けるため、あなたは難しい決断を下す必要があるでしょう。まったく新しい顧客層を見つけることであれ、資金を調達することであれ、ビジネスを再び軌道に乗せるために一度立ち止まり、あなたのビジネスを見つめ直してみましょう。


                    原文:Michael Keenan 翻訳:坂本真紀 


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                    経営に行き詰まったビジネスに関するFAQ

                    ビジネスを行う上で経営者がつまづくポイントは?

                    • 財務状況の把握不足
                    • ビジネスプランの不在
                    • マネジメント人材の不足
                    • マーケティングプランの欠落

                    経営に行き詰まったビジネスを立て直すためには?

                    • マインドセットを調整する
                    • 目標を設定する
                    • 顧客離れの原因を探る
                    • ターゲットオーディエンスを理解する
                    • SWOT分析を行う
                    • 財務状況を正しく把握する
                    • 必要に応じて資金を調達する
                    • 戦略変更で事業を転換する
                    • マーケティングに投資する
                    • 行動を起こす
                    トピック: